徹底対策:不正行為の早期探知、危機管理体制の確立

2016年4月8日公表分

(ⅰ)危機管理体制の整備

策定趣旨

不正行為の早期探知、危機管理の体制充実のため、不正行為にかかる行動指針の具体化、取締役会への報告のしくみ・体制を確立します。また平時の危機予防、危機発生時の対応について、「リスク管理規定」および「リスク管理マニュアル」の策定に取り組みます。

公表計画と進捗状況

不正行為に関わる行動指針の制定(2016年1月完了) 予定通り
不正行為に関わる報告体制、しくみの確立(2016年1月完了) 予定通り
危機対応マニュアルの整備(2016年3月完了) 遅れ(4月完了)

対策実施内容

  • コンプライアンス事案発生時のチーフコンプライアンスオフィサー(CCO)やコンプライアンスオフィサー(CO)の取るべき行動や責任・権限を「コンプライアンス規程」により明確化
  • 報告体制・しくみを明確化し、事案報告ルートおよび一元管理を実施
  • 会社が事業活動する上で直面するリスクを包括的に促えた「リスク管理規定」を整備中
  • 平常時のリスク管理を義務付ける内容、および緊急事態が発生した際の考え方・対応体制等のリスク管理に関する基本事項を定めた「リスク管理規定」を策定中
  • 重要リスクに対して、個々に責任者を定めた対応マニュアルを策定するとした「リスク管理マニュアル」を策定中

今後について

「コンプライアンス規程」によりCCO・COの取るべき行動や責任・権限を明確化し、規程による報告体制に沿って事案報告を実施しております。一方、事案の進捗管理や対応状況のフィードバック方法等については、さらなる改善と推進を図ります。また、危機対応マニュアルの整備は外部専門コンサルタントの助言を得ながら、「リスク管理規定」および「リスク管理マニュアル」を共に策定し、4月中の確定・運用開始をターゲットとし取り組みを継続しています。

(ⅱ)コンプライアンスおよびガバナンスの再構築プロジェクト

策定趣旨

コンプライアンスおよびガバナンスの再構築プロジェクトを立ち上げ、外部専門コンサルタントを活用した不祥事発生の原因に紐づく課題の整理を行なうとともに、課題解決に向けた各種施策を実行します。

公表計画と進捗状況

GRC運用の現状調査(2016年1月完了) 予定通り
不祥事発生の原因に紐づく課題の整理(2016年1月完了) 予定通り
GRC体制の再定義と運用方針の策定(2016年2月完了) 予定通り
抽出された施策・あるべき体制への実行計画策定(2016年3月完了) 予定通り
モニタリングのしくみ構築(2016年3月完了) 予定通り
具体的実行への移行(2016年4月より実施) 予定通り

対策実施内容

  • インタビューおよび規定・議事録等の分析によりGRCの諸制度と運用状況に関する現状の分析を実施(進捗報告会実施)
  • ガバナンス改革の一環として、各種会議体の機能見直しに関してサポート・助言を実施
  • 監督機能の強化を目的とした役員指名・報酬の改革施策案検討中
  • ガバナンス改革の一環として、内部監査の機能強化施策検討、実行計画策定中
  • 平時および有事のリスク管理体制を再検討中
  • リスク管理体制の運用実行計画を検討中

今後について

外部専門コンサルタント機関を活用したプロジェクト活動にて、各項目に関する実行計画等を策定しました。今後も引き続き関連部門の連携のもと、プロジェクトを推進します。