Vol.27
VOLVO
AMAZON
122S

Loving the Classics > vol.27 ボルボ アマゾン 122S

高い安全性の先駆けとなった、
クラシック・ボルボ

コラム

ボルボ アマゾン 122S

退屈な日々に変化をもたらした、友人のひとこと。

名車にまつわるオーナーの想いや素敵な繋がりを中心に紹介するコラム「LOVING THE CLASSICS」。第27回は、1967年型ボルボ アマゾン 122Sをご紹介します。ボルボ アマゾン122Sは、スウェーデンのボルボが1956年から1970年まで生産した、120系アマゾンのスポーティーモデルとして登場しました。

大学時代から実家を離れ、新潟、東京、大阪と移り住んでこられた西田さん。家業を継ぐべく、実家のある京都府の自然豊かな町に戻ってこられたのは、数年前のことだそうです。実家に戻ってからの生活に、少し退屈を感じていることを、地元に住む旧知の友人に漏らしたところ、「それなら、古いクルマに乗ってみないか」と。その友人はレストアまでを全て自分でこなしてしまうほどの旧車好き。そんな友人の勧めに、何となく西田さんの古いクルマ探しが始まりました。

堅実で慎重な選択で行き着いた、初めてのビンテージカー。

もともとクルマが好きで近年の国産スポーツカーも所有している西田さんですが、クルマに対しては特に強いこだわりはなかったと言います。ただ物心が付いたときから家にあった、父の所有する1975年式のバイクに乗った時に感じた「速くはないけど乗っていて楽しい」という気持ちが、古いクルマに乗ってみたいという気持ちに繋がったのかな、と話されていました。そんな西田さん、初めてのビンテージカーという不安な気持ちもありクルマ探しは特に慎重なものでした。まず興味のあるクルマをピックアップし、車両価格を調べたうえで、今後のメンテナンスにどのようなパーツが必要なのか、部品本体の価格は、入手ルートは確保できるのか、ある程度は自分でメンテナンスが出来るのか、最後に、あまり同じクルマに出会わない・・というさまざまな条件をクリアしたのが、このクルマだったそうです。

  • photo_3
  • photo_4
  • photo_5

走ること半分、メンテナンスが半分。

初めてのビンテージカーとなるアマゾン122S、購入前に家族に相談すると反対されることもあるかと、納車まで内緒にしていたそうです。しかし、納車時に自ら運転し家に帰ってくると、家族の反応は予想外に好評だったそうです。買った直後、まだエンジンや機関類の状態が自分では判断できず、古いクルマを勧めた友人に見てもらったところ、なんと友人の父が同じアマゾンに乗っておられたということがわかり、メンテをしたらよい箇所のアドバイスと同時に、調子の良いクルマとお墨付きももらえたそうです。 アマゾン 122Sを手に入れて間がない西田さん、これからの楽しみ方は「走ることが半分、自分でメンテナンスをすることが半分」と、早速、インターネットで世界中からアマゾン 122Sに関するメンテナンスの情報や貴重なパーツを入手。「シンプルな構造故に、できる限り自分自身でメンテをしていくことを楽しんでいきたい」と話されていました。 初めて西田家に来た古いクルマ“アマゾン”という相棒は、これからの西田さんに、豊かで楽しい時間を与えてくれるに違いありません。

  • photo_6
  • photo_7
  • photo_8

取材・文・写真 : 平間裕司( Style Wiseman )

TOYO TIRES - Japan Facebookページに『いいね!』
すると、最新の記事をウォールで読めます

VOLVO 122S

ボルボ アマゾン(P120系)は、スウェーデンの自動車メーカーであるボルボによって1956年から1970年まで生産され、美しいボディ・デザインは発表と同時にスウェーデン国内だけでなく、広く海外でも高い評価を得た。また1959年には世界で初めて3点式シートベルトを装備するなど、今に続くボルボの高い安全性の先駆け的な存在となった。人気を博したアマゾンは、生産車の約半数以上がスウェーデン以外の海外で販売されており、ボルボの名を一躍世界に広めることに貢献した。

ページトップへ