VOL.18
ALPINE
RENAULT
A310 V6

Loving the Classics > VOL.18 アルピーヌ ルノー A310 V6

ラリーのエスプリを受け継いだ
グランツーリスモ

コラム

アルピーヌ・ルノー・A310・V6

憧れのアルピーヌ

名車にまつわるオーナーの想いや素敵な繋がりを中心に紹介するコラム「LOVING THE CLASSICS」。第18回目は、1984年式のアルピーヌ ルノー A310・V6を取材しました。 フランスのファクトリーメーカーであるアルピーヌ社が、当時ラリーで好成績を収めていたA110の後継車として発表されたA310のV6エンジンを搭載した後期モデルとなります。

オーナーの松山さんは、若い頃から数々のスポーツカーにも乗っていた筋金入りのクルマ好き。ある日、アルピーヌ ルノー A310・V6をカー雑誌の中で見つけます。310・V6・GTをベースに、フランス本国にあるファクトリーでしか装着できないとされる、ウェーバー・トリプルチョークのキャブレターに換装するなどのモディファイされた、日本ではほぼ目にすることのない車両。そのスタイリングと性能に惚れ込んだものの、なかなか決心には至らず。たびたび中古車としてカー雑誌に掲載されるこの車を見ては悩み、購入を決めたのは約1年後のことでした。

初めての始動でキャブレターから火柱が...

古い車ということもあり、最初はエンジンもかからない状態だったため、販売店からの引き取りを友人でもある欧州車専門のプロショップのオーナーにお願いした松山さん。積載車でプロショップのガレージまで運んだ後、試運転のために簡単なメンテナンスを施してエンジンを掛けてみたところ、なんと、垂直に取り付けられたキャブレターから、大きな音とともに火柱が上がったのです。これには松山さんもプロショップのオーナーも「この先維持していけるのか...」と不安になられたそうです。

プロショップのオーナーと二人三脚で楽しむ車

本来のスポーティーな走りを取り戻すべく、納車後2〜3年は各部の調整に大変苦労したそうで、難しいとされるウェーバーのキャブレターのセッティングから、エンジン、足回りまで手を加えた結果、「いい音で走るようになりました」と、ニッコリ。購入から15年経った今も大きなトラブルもなく、快調とのことです。「部品がなかなか手に入らなかったりと、プロショップのオーナーでも苦労の連続で、最初は嫌がられていたのですが、定期的なメンテナンスで預けるたびに『試運転だから』と言って頻繁に走らせていて、今では彼の方がこの車を楽しんでるんじゃないかな(笑)」と可笑しそうに話されていました。

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ALPINE RENAULT A310 V6

フランス、ルノーの子会社であるアルピーヌ社より、1971年に発表されたアルピーヌA310。リアエンジンリアドライブ方式、FRP製の車体には当初、水冷直列4気筒1,600ccのエンジンが搭載され、後に他社のライバル車に追随すべくA310 V6として、足回りの強化、V型6気筒2,664cc150馬力を発揮するエンジンへとアップデートされる。その後、1981年にはシリーズ2としてバンパー形状等の変更が施され、1984年まで製造された。

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