VOL.15
MERCEDES-BENZ
280SE

Loving the Classics > VOL.15 メルセデス・ベンツ 280SE

テールフィンを纏った、
古き良きメルセデスのエレガントクーペ

コラム

メルセデス・ベンツ 280SE

クラシックでも快適で信頼できるメルセデス・ベンツ

名車にまつわるオーナーの想いや素敵な繋がりを中心に紹介するコラム「LOVING THE CLASSICS」。第15回目は、1968年型メルセデス・ベンツ280SEをご紹介します。1959年に発表され、当時流行のテールフィンを持つことから“フィンテール”と呼ばれたクーペモデルで、セダンは先に生産を終了したものの、クーペとコンパーチブルは改良を加えられながら、1971年まで生産されました。

今まで多くのクルマに乗ってこられたオーナーの鈴江さんは、あるきっかけで、細部までしっかりと手の入った、この美しいクーペと出会います。オートマチックで運転が楽な上、エアコンも普通に使うことが出来るクラシック・メルセデスを気に入って、ご自分の愛車にすることを決められます。またディーラーが輸入をした右ハンドル車というのも、大きな理由となったそうです。「いつも走りたい時に気兼ねなく使えるのは、さすがメルセデス・ベンツです」と語ります。

エレガントさとスポーティーさを兼ね備えた1台

現在のメルセデス・ベンツSクラスの源流となる280SEには、当時の高級な乗用車の要素がたっぷりと詰まっているといいます。4輪ディスクブレーキなど、当時としての先進技術を盛り込み、素晴らしい品質で製造された280SEは、優雅に走ることもさることながら、ひとたびアクセルを踏み込むと、パワフルな走りも楽しめるといいます。クラシックカー・イベントをメルセデス・ベンツ280SEで走ることが多いという鈴江さんですが、いつも気兼ねなく、いろいろなシチュエーションで楽しめることができる、現代にも通用するクルマだと話されていました。

最後まで大切にしていきたいクルマの1台

鈴江さんのメルセデス・ベンツ280SEは、前のオーナーは本当に愛情を持ってクルマに接していたのが判るといいます。細かなレストアの丁寧さ、交換されたパーツに細かく書き込まれた日付、それらが購入を決めた大きな理由のひとつになったといいます。最近はご自身でボランティアにも力を入れているという鈴江さん。これからの人生、人のためになることをしていきたいと思うと同時に、愛情を持って接してこられたものは、大事に引き継いでいきたいと考えられているそうです。先のことは判らないけど、出来ればご自身が最後まで大切に乗っていきたいクルマの1台ですと、メルセデス・ベンツ280SEを前に、にこやかに話されていました。

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取材・文・写真 : 平間裕司( Style Wiseman )

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メルセデス・ベンツ 280SE

1968年型メルセデス・ベンツ280SEはW111型と呼ばれ、1959年にデビューした。特徴的な後部のテールフィンから“フィンテール”と呼ばれる。W111型には2ドアクーペ以外にも、4ドアセダン、2ドアコンバーチブルのバリーションがある。1968年にW111のセダンは生産終了するが、クーペとコンバーチブルは改良を重ねながら、1971年まで継続生産された。1968年型280SEは、ボッシュ製インジェクション、4段オートマチック、4輪ディスクブレーキ、クーラーとパワーステアリング装備など、現代車と引け劣らない装備を有する。

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