VOL.14
JAGUAR
XK120

Loving the Classics > VOL.14 ジャガー XK120

美しい曲線でつづられた、
モダン・ジャガーの原点

コラム

ジャガー XK120

繊細でパワフルな走りに魅了されて

名車にまつわるオーナーの想いや素敵な繋がりを中心に紹介するコラム「LOVING THE CLASSICS」。第14回目は、1954年型ジャガーXK120をご紹介します。1948年に発表された、ジャガーの創業者であるウィリアム・ライオンズによってデザインされた、美しいオープン・スポーツカーです。XK120の120という数字は,時速120マイル(約192キロ/h)の最高速度を実現したしたことからつけられたもので、美しいボディに搭載された水冷直列6気筒DOHC、3442ccのパワフルなエンジンは、ジャガーを代表する傑作エンジンとして、1997年まで使用されました。

英国車がお好きなオーナーの中井さんは、以前に、同じく英国車のオープンスポーツカーあるモーガンに乗られていました。そんな時にお知り合いの紹介で見せてもらったこのジャガーXK120に、中井さんは一目惚れをしてしまいます。男らしいイメージのモーガンに対して、初めて接するジャガーXK120はパワフルな走りと繊細な造形のボディで、その手間とお金が掛かった、そしてクラフツマンシップ溢れるジャガーの造りに魅了されたそうです。

「人車一体」を愉しむクルマ

ジャガーXK120は60年近く前のクルマであるが故、手に入れてしばらくはトラブルが多かったといいます。止まってしまって帰れなくなるトラブルも幾度となくあったそうですが、根気よく修理と改良を重ね、長距離を走るクラシックカーのイベントにも参加されるようになりました。中井さんはこのクルマに乗るときに、いつもクルマのご機嫌を伺いながら乗っていますと話されていました。クルマの調子、その日の気候、そしてドライバーである中井さんの気持ちがシンクロをして、初めて楽しく走れるクルマであるといいます。それでも取材をさせて頂いた前日には、オーバーヒートをさせてしまいましたと苦笑いをされていました。

自然と暮らす、理想的なカーライフ

中井さんのもとに来てから約10年というこのジャガーXK120、ドライブされるのはクラシックカー・ラリー等のイベントと、住まいである奈良県の北西部ということですが、美しい自然が多く、少し走ると世界遺産の高野山もあるこの地域は最高のロケーションだそうです。「実は2016年のTOYO TIRES NCCR葛城-高野山のポスターに映っているクルマはこの車なんですよ」と笑顔で話す中井さんとジャガーXK120に、クラシックカーとオーナーの、理想的なカーライフが感じ取れます。

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取材・文・写真 : 平間裕司( Style Wiseman )

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ジャガー XK120

1948年に発表されたジャガーXK120は、美しいなスタイルと120mph(約192km/h)の最高速を実現し、ジャガーのスポーツイメージを確立したモデル。当初のロードスターモデルに加え、1951年にフィクストヘッドクーペ、1953年には内張のついたトップにより居住性が向上したドロップヘッドクーペがラインアップに加わった。3モデルの総生産台数は12120台で、生産台数の9割以上が北米を主とする外国へ輸出され、アメリカでは当時のスポーツカーブームの中心車種の1つとなり、多くのハリウッドスターも愛用する人気車種となった。

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