空の写真家・HABU氏がレクチャー フォトジェニックな空の撮り方空の写真家・HABU氏がレクチャー フォトジェニックな空の撮り方

これを知るだけでこんなにキレイに撮れる!「空と雲をキレイに撮るコツ」(スマホ篇)これを知るだけでこんなにキレイに撮れる!「空と雲をキレイに撮るコツ」(スマホ篇)

スマホのカメラを使えば、いつでもどこでも空も雲も、撮影できる!とはいえ、一眼カメラにはかなわないと思ってはいませんか?ところが、ちょっとした撮影のコツを知っていれば、一眼カメラにも負けない美しい写真も撮れちゃうんです。独学ではなかなか知ることができない、空と雲の写真をスマホで美しく撮るテクニックを、前回に続いて羽部さんに教わりました。

空撮影スポットのポイントはこの3点!

スマホのカメラでは「ズームは使わない!」

スマホ搭載カメラの性能も格段に良くなり、一昔前のコンパクトデジカメと比べても遜色がないほど。スマホで撮影するときのポイントは「ズーム機能を使わずに、広角側で撮るほうがいいですね」(羽部さん)。

ほとんどのスマホカメラのズームはデジタルズームと呼ばれるもので、一部分を切り取り、引き延ばして大きく見せているのです。そのため、ズームを使うと画質は相対的に下がってしまいます。画質が上がったとはいえ、なるべくキレイに撮るために、ズーム機能は封印しておくのが吉。

露出を計る際の、2つのポイント

露出を計る際の、2つのポイント

iPhoneユーザーの羽部さんに、iPhoneで撮影する空と雲の写真の、見栄えをアップさせるコツを伺ったところ「露出(写真の明るさ)の基準は青空に」「露出は暗めに」というコツを教えてくれました。

雲をクッキリ見せようと、フォーカス(ピント)を雲に合わせて露出を計ってしまいがちですが、明るさの基準を雲に合わせず、空の青いところにフォーカスを合わせます。そのまま露出は変えずに、構図を変えてシャッターを切ります。

カメラの機能を使って、明るさを調整するときは、実際に目に映る風景よりも気持ち暗めにしておきましょう。すると、赤やオレンジといった夕陽の色がより強調され、より印象的に表現できます。見た目に合わせて明るめにしてしまうと、色が飛んでしまうのだそうです。

「どこで露出を計るかは、長年の経験値によるものです。私の場合は、青空で露出を計って撮ると、雲の立体感・モコモコ感が出せると知りました。ただ、それを安易にやると、雲の立体感がなく、真っ白に飛んだ写真になってしまいます。そのため、立体感を出すためには、少し暗めに撮るほうがいいのです。写真が暗くなってしまう分、他のもの(鳥や、地上の建物や人)は露出アンダー(暗すぎ)になってしまいますが、空と雲をメインにするならば、その他のものもキレイに写しこむのは潔く諦めたほうが、いい写真になります」(羽部さん)

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「Instagram」で人気を集めるコツも!?

羽部さんが今年から使い始めたのが、全世界でのサービス利用者数が5億ユーザーを超える「Instagram」の公式カメラアプリ。こちらを使って空と雲の写真を撮ったときには、アプリ内の「フィルター」で色合いを編集して、派手でオシャレな感じの一枚に仕上げましょう。

Instagramの特徴の一つが、スクエア(正方形)の写真。一般的な長方形のフォーマットと違い、空の高さや横の広がりを表現したいときには、一工夫が必要です。

「私の場合、フィルム時代から写真を撮り続けているのもあって、慣れ親しんだ『3:2』のアスペクト比で構図を考えます。その構図で撮ったあとで、正方形の構図にトリミングして映えるところを見つけて切り取っています。最初から正方形を意識して撮影すると、どうしても被写体を中央に置いてしまいがちですが、慣れたフォーマットで撮ってから考えると、中央から少し外してアンバランスにしたほうがいいか、中央に置いたほうがいいか、選ぶこともできます」(羽部さん)

またInstagramの魅力は、全世界のユーザーに、撮影した写真を見てもらえるところ。羽部さんの空と雲の写真も、かなりの人気を集めています。

HABUさん(@habutsuneo)が投稿した写真 -

HABUさん(@habutsuneo)が投稿した写真 -

HABUさん(@habutsuneo)が投稿した写真 -

「知り合いから『始めたほうがいいよ』と言われて、Instagramへもアップしたところ、英語のメッセージをたくさんもらうようになりました」(羽部さん)

タグは「#sky」「#sunset」「#cloud」などを使っているとのこと。会心の一枚が撮れたら、タグ付きで早速アップしてみましょう。空と雲の写真を通じて、センスを共有できる仲間が見つかるかもしれませんよ!

3本目は、中級者向け。一眼カメラでのコツをお届けします。

写真家 HABU(羽部恒雄)氏

1955年東京都中野区生まれ
10年間のサラリーマン生活の後、写真家に転身。オーストラリアを中心に風景写真を撮り始める。以来、雲、空などをテーマにした写真を撮るためにオセアニア・アジア・アフリカ・ヨーロッパ各地をまわっている。

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