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スペシャル 若手社員座談会 スペシャル 若手社員座談会

学生生活最大の試練ともいえる就活。自分に合った企業を選ぶためには、何が必要なのでしょうか?
東大受験や就職、株式投資など独自のテーマで人気の漫画家・三田紀房氏に
企業選びのモノサシについて語っていただきました。

三田紀房 Norifusa Mita

1958年生まれ、岩手県北上市出身。明治大学政治経済学部を卒業後、西武百貨店を経て、30歳のときに漫画家デビュー。2005年、東大受験をテーマにした『ドラゴン桜』は第29回講談社漫画賞、平成17年度文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞、社会現象となった。代表作はほかに、投資漫画『インベスターZ』、転職漫画『エンゼルバンク』、高校野球漫画『砂の栄光』など。『銀のアンカー』では就活をテーマに取り上げ、就活本なども多数手掛ける。

モノサシ01

モノサシ01自分よりも、まずは社会と向き合おうモノサシ01自分よりも、まずは社会と向き合おう

エントリーシートなど、企業へ自分をPRするためにまず始めるのが自己分析。でも、自分自身を分析することは、とても難しいですよね。そこで、「自分」よりも先に「社会」と向き合うことをオススメします。日頃使っている商品、街中の看板、近所にある企業など、入り口はなんでも構いません。少しでも興味がわいたものをキッカケに、会社説明会への参加や先輩社員の訪問(OB・OG訪問)をしてみましょう。外に目を向け、社会に出ている人と話をすることで、自分では気づかなかった「自分の強み」や「自分らしさ」が見えてきます。

三田流!社会との向き合い方
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    積極的に人に会おう

    会社説明会や個別相談会などに参加してたくさんの社員の方と会い、話をしましょう。仕事のやりがいや、就活のアドバイスなどを聞くことができますし、コミュニケーションの訓練にもなります。また、初期の就活イベントがない時にはOB・OG訪問という方法もあります。

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    たくさんの企業を見よう

    やりたいことが明確でない人の場合、どの業界や企業を見たらいいのか迷うこともあるでしょう。そんなときは、人気企業ランキングの上から順に受けるのもひとつの手。たくさんの企業を見ることで、本命は自然と絞られていきます。

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    企業を比較するときは、数字を見てみよう

    いろいろな業界の企業を見ると、どのように比較したら良いか分からなくなるもの。そんなときは、給与や売上高、利益率など、お金に関わる数字を指標にしてみましょう。単に数値を見比べるのではなく、「なぜ利益率が高いのか」「なぜ給与に差が生まれるのか」、数字のひとつ先を考えると、社会の仕組みがよく見えてくるはずです。

まとめ/社会に目を向けることで、自分が見えてくる

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モノサシ02

モノサシ02情報収集に、四季報を活用しようモノサシ02情報収集に、四季報を活用しよう

就職ナビサイトや企業サイト、採用パンフレットなど、みなさんの周りには就活に役立つ情報がたくさん用意されています。でも、本当にその企業のことを深く知りたければ、就活のためにまとめた情報以外の情報にも目を向けてみましょう。新聞やニュース、株主向けに発信するアニュアルレポートなど、使える情報はたくさんあります。中でもオススメなのが、四季報。そこは、知る人ぞ知る企業の宝庫。ぜひ、読んでみてください。

三田流!四季報の見方
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    発見を楽しもう

    紙媒体とWeb媒体との違いは、情報の取り方。必要な情報を早く取れるWeb媒体に対して、四季報などの紙媒体は興味を持っていない情報も目に飛び込んでくるので、「面白い社名だな」「この企業の株主、実はあの企業なんだ」というような発見があり、それが、新たな企業選びの入り口になります。パラパラとページをめくり、予期せぬ情報との出会いを楽しみましょう。

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    数字は長期的に見よう

    売上・利益が下がり続けていないか。歴史のある企業がひとつの出来事で、その1年だけ数字が下がることはよくあること。単年の数字の変化に踊らされず、長期的な視点で企業を見ることを心がけましょう。

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    営業利益率に注目しよう

    その企業が儲かっているか判断するには、売上高よりも営業利益を見ること。四季報の【連結事業】欄にある事業内容の( )の中の数字です。さらに詳しく知りたい場合は、企業サイトに上がっている「決算短信」「有価証券報告書」を参考にしましょう。

まとめ/多方面から情報収集することで、志望する業界・企業が見えてくる

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モノサシ03

モノサシ03面接は、企業の立場になって臨もうモノサシ03面接は、企業の立場になって臨もう

面接に受からない人には共通点があります。それは、気負い過ぎていること。「誰よりも印象に残らなければ」「自分にしかない強みを伝えなければ」という自己主張が強すぎて、相手が見えていないのです。自分をPRすることは大事ですが、まず、「志望する企業が求める人物像」を考えてみてはいかがでしょう。その人物像と自分を重ねてみて、PRするべきポイントを決めるのです。そうすると、企業によって話す内容が変わってくるはずです。

三田流!面接の対策
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    一次面接の突破は、若手社員が鍵を握る

    面接というと、重役面接を念頭に置いて対策を立てがちですが、意外とつまづくのが一次面接。当たり前ですが、一次面接をクリアしないと次のステップには進めません。また、一次面接では、若手社員の方が面接に参加するケースが多く、決定権があることも少なくありません。つまり、年齢の離れていない先輩社員が「一緒に働きたくなるような人材であること」が、ひとつのポイントになります。

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    見られているのは、「人柄」「熱意」「可能性」

    みなさん、面接では自分の成功体験を一生懸命PRします。でも、面接官が重視しているのは、自己PRの内容ではなく、そこから滲み出る人柄や熱意、将来の可能性です。失敗談でもいい、その経験を通して何を感じ、考え、行動したか、を伝えるようにしましょう。また、話す内容もそうですが、話し方、態度、身だしなみなどから伝わる印象も大切にしましょう。

まとめ/相手が求めているものを 考えると、自己PRの 仕方が見えてくる

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スペシャルインタビュー

就活生に伝えたいこと就活生に伝えたいこと
なぜ、就活をテーマに漫画を描こうと思ったのですか?なぜ、就活をテーマに漫画を描こうと思ったのですか?

実はね、編集部から「就活をテーマに描いて欲しい」と頼まれたんですよ(笑)。はじめにそれを聞いたときは、難しいテーマだなあと思いました。年々ニーズや状況が変わるからです。
一方で、就活生を応援したいという気持ちもあったんですよね。就活がはじまると、みなさん一斉にリクルートスーツに身を包み、不安そうな表情を浮かべながら合同説明会に流れ込む。そういう姿を見ていると、「不安がることなんてないよ」と声をかけたくなるんです。
日本の学生はみんな優秀です。誰もが良いところを持っているし、それを活かせる場所が社会にはたくさんある。「もっと胸張って、堂々と就活に挑もうぜ」というエールを、漫画で届けられたら良いなと考えたんです。

日本の新卒採用について、率直にどう思われますか?日本の新卒採用について、率直にどう思われますか?

社会経験のない若者を、企業が一括で採用するなんて、世界中探しても日本くらいじゃないかな。これに対してはいろんな意見があるけど、僕は良い仕組みだと思います。だって、経験やスキルではなく、その人の可能性を見て採用してくれるんですよ。
アメリカの友人に話すと、「なんてラッキーなシステムなんだ!?僕ならいくらでも挑戦するよ」と言ってました。どの企業にも入れる可能性がある。このチャンスを、就活生のみなさんにはぜひ活かしてもらいたいです。

三田さんが就活するならどんな企業に入りますか?三田さんが就活するならどんな企業に入りますか?

僕は地味で堅実な企業がいいな(笑)。派手さはないんだけど、特定の分野では世界シェアNo.1だったり、百年近くその分野で続いていたり。そういう企業は、社名こそ知られていなくても、どこにも真似できないような優れた技術や、明確な強みを持っているものです。知る人ぞ知る企業という感じが、かっこいいじゃないですか。四季報でそういう企業を見つけたときは、高揚感があります。

3つのモノサシ以外に、就活生へのアドバイスがあれば教えてください。3つのモノサシ以外に、就活生へのアドバイスがあれば教えてください。

楽しむことですね。就活生を見ていると、みんな自己分析やエントリーシートなど、与えられた目の前の課題に必死になっている。正解のない問いに必死で答えを出そうとして、かなりのエネルギーを消費したあげく、結局のところ自分のことがよく分からなくなり、自己PRもうまくできない。こういう人はすごく多いです。
日本人って根がマジメだから、自分と向き合うと短所ばかりが見えてくるんだと思います。だから、あまり深く考えすぎずに、社会や自分について新しい発見があることを純粋に楽しむことです。
 就活は、結局のところフィーリング。突き詰めると、採用する側もされる側も、「なんかいいな」で決まるんです。楽しんでいる人のほうが、きっと採用する側からみても魅力的に見えると思いますよ。

就活を、仕事を、そして人生を楽しもう/就活は試験ではない。内定がもらえないから不正解、というわけではないのです。あきらめず答えのない世界にチャレンジしつづけ、楽しむ人でいましょう。就活を、仕事を、そして人生を楽しもう/就活は試験ではない。内定がもらえないから不正解、というわけではないのです。あきらめず答えのない世界にチャレンジしつづけ、楽しむ人でいましょう。

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