スタッドレスタイヤの“寿命”を知っていますか?

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スタッドレスタイヤをセルフチェックしてみよう!

本格的な冬を迎える前に、スタッドレスタイヤをあらためてチェックしてみましょう。 特にタイヤの摩耗状態は要チェック!

その1 タイヤの溝にあるプラットホームがチェックポイント!

プラットホームは、スタッドレスタイヤの摩耗状態が一目で分かる「目印」です。地面と接しているタイヤのトレッド面が摩耗すると、溝が少なくなります。溝が不十分だとグリップが効かず、冬道をとらえることができません。スタッドレスタイヤは、溝の深さが新品時の50%未満になってしまうと冬用タイヤとして使用できなくなります。摩耗度合いを教えてくれるのがプラットホームです。新品時に溝と溝の間に隠れているプラットホームは、摩耗が進むと露出してきます。接地面まで浮き出てきていないか、ぜひ確認しましょう。タイヤのサイドウォールの「↑」印をたどったトレッド面の溝にプラットホームがありますので、一度確認してみて下さい。

≫プラットホームについて詳しくはこちら

その2 ゴムの劣化も要注意!

ゴムは経年変化によって劣化していきます。走行距離が少なく、摩耗が進んでいないスタッドレスタイヤでも、数シーズン使用している場合は表面にひび割れができていないかチェックしましょう。ひび割れができていたらゴムが弱くなっている可能性があります。ゴムの劣化はバーストにつながる恐れもありますので、状態によっては買い替えも検討下さい。

その3 新しくても空気圧に注意!

ワンシーズンしか使用していない新しいスタッドレスタイヤでも、確認は必要です。車ごとに決められた指定空気圧を下回って使用している場合、ひび割れを起こしている可能性もあります。このほか、保管場所、保管方法によってもスタッドレスタイヤの寿命は変わってきますので注意して下さい。

≫空気圧に関して詳しくはこちら

雪の少ない地域でも、スタッドレスタイヤの装着は大切です

降雪地域以外でも毎年多くの事故が発生!

「ほとんど雪が降らないから」という油断は禁物。雪の少ない地域でも、突然の降雪や路面凍結による事故が毎年発生しています。冬のドライブをより安全に、快適に楽しむために、スタッドレスタイヤの装着は大切です。

夏用タイヤのまま雪道を運転すると?

夏用タイヤで積雪路、凍結路を走行すると「止まれない」「曲がれない」という危険性が高くなります。データ(※1)によると、夏用タイヤのまま積雪路、凍結路を走行すると、スタッドレスタイヤと比較して制動距離(ブレーキをかけてから停止するまで)は約1.6倍長くなります。また、駆動輪のみスタッドレスタイヤに履き替えても、旋回性能は夏用タイヤ(全車輪)並みの性能となることが分かっています。夏用タイヤからスタッドレスに(全車輪)履き替えずに雪道を走行すると、追突事故や車線からのはみ出しなど事故の原因となるため、大変危険といえます。

※1:一般社団法人 日本自動車タイヤ協会「冬の安全ドライブ事前注意報」より

コラム

意外と知られていない?46都道府県でスタッドレスタイヤを装着しないと条例違反に!?

日本では、北海道から鹿児島まで、沖縄を除く全46都道府県でスタッドレスタイヤの装着が条例に定められています。それぞれの都道府県によって条文に違いはありますが、降雪量が少ない地域でも、滑りやすい路面を夏用タイヤで走行すると条例違反になることがあります。

たとえば、鹿児島県の道路交通法施行細則によると、「積雪又は凍結して滑るおそれのある道路において、自動車(二輪のものを除く)を運転するときは、タイヤ・チエン又はスノータイヤを取り付ける等滑り止めの措置を講ずること。」と制定されています。(※2)

ちなみに、ヨーロッパでは冬にスタッドレスタイヤを装着せずに事故を起こした場合、保険金がおりないケースもあるそうです。

※2:鹿児島県道路交通法施行細則 昭和53年11月24日公安委員会規則第16号第12条(4)より

交換したタイヤを長持ちさせるポイントは?

タイヤは、保管方法によって寿命が変わります。保管のポイントは、大きく分けると「ゴムの劣化を防ぐこと」と「タイヤの形が崩れないようにすること」の2つです。

ポイント1日差しを避けてカバーをつける

タイヤへの直射日光はひび割れの原因となります。日の当たらない場所にカバーをつけて保管しましょう。

ポイント2空気を抜く

タイヤはさまざまな構造物を内包して通常の使用時には張り詰めた状態となっています。緊張をほぐすため、適正空気圧の1/2程度まで空気を抜いて保管することが理想です。

ポイント3ホイールはつけたまま

ホイールにつけたまま、平らな場所に保管しましょう。重量があるので突起物などには注意が必要です。

ポイント4段ボールなどを敷く

カバーをつけずに保管する場合は、床にしみや跡がつかないよう、段ボールなどを下に敷きましょう。

ポイント5各種保管サービスも便利

カーショップやガソリンスタンドなどが提供するタイヤの保管サービスも便利ですので有効活用しましょう。 タイヤ交換の方法、詳しくはこちら

ポイント6、車種に合わせたスタッドレスタイヤ選びも大切

スタッドレスタイヤといっても種類はさまざま。車のタイプに合わせて専用設計されたタイヤを装着することも長持ちさせるポイントです。

≫スタッドレスタイヤに関する疑問を解決!スタッドレスタイヤ

スタッドレスタイヤを装着しても、雪道は「危険がいっぱい」

雪道対策に役立つ7つ道具

たとえスタッドレスタイヤを装着していても、すべての積雪路、凍結路で安全に走行できるとはかぎりません。タイヤの特性を理解した上で、適切な運転操作や交通規制等を守ることはもちろん、除雪作業に便利なスコップや、屋外作業に役立つ軍手・長靴、バッテリートラブルの際に修復起動させるためのブースターケーブルなど、下記の7つ道具を用意して、万一のトラブルに対して備えを持ちましょう。

冬ドライブに常備しておきたい7つ道具

    1.  タイヤチェーン
    2.  けん引ロープ
    3.  スコップ
    4.  解氷剤
    5.  軍手・長靴
    6.  ブースターケーブル
    7.  懐中電灯

(長岡国道事務所「雪道運転テクニック」より) 

「走行前の点検」はここがポイント

バッテリー

冬場は、気温の低下によってバッテリーの能力が弱くなり、「バッテリー上がり」が起きやすくなります。取り扱い販売店などでバッテリーの状態を常にチェックしておきましょう。

ウインドーウォッシャー液

濃度の低いウインドーウォッシャー液や水を使用すると、凍結によってウォッシャー液が噴射できなくなる場合や、噴射できたとしても一瞬にしてフロントガラスに凍りつく場合があります。ウインドーウォッシャー液の量、濃度も確認しましょう。(市販のウインドーウォッシャー液に記載された、温度と使用方法に従って下さい)

燃料確認

燃料は、余裕をもってこまめに補給するよう心がけましょう。ディーゼルエンジン車は、寒冷地用軽油を補給すると燃料の凍結を防ぐことができます。

「もしも!」雪道で動けなくなってしまったら

車から離れない

高速道路では、ガードレールの外など安全な場所に移動する必要がありますが、雪道の場合は、不用意に車を離れてしまうと吹雪のなかで遭難するおそれがあります。また、後続車が走行して来る場合もあり、非常に危険です。原則として、車からは離れないようにしましょう。

救援を求めるときは

ハザードランプを点滅させ、同時に停止表示板などで他車に停止中であることを知らせます。その上で、道路緊急ダイヤル「#9910」へ。停止している車の位置をできるだけ正確に伝えましょう。

救援を待つ間は

救援まで時間がかかる場合もありますので、バッテリーや燃料切れに注意しながらときどきエンジンをかけて車内を暖めましょう。ただし、ガソリン車やディーゼル車はマフラーが雪でふさがると、車内に排気ガスが逆流して一酸化炭素中毒になるおそれがあります。マフラー付近が雪で埋まらないよう注意しながら定期的に除雪し、風下の窓を少しだけ開けて換気しましょう。

動けなくなる前に「道の駅」

「道の駅」には、道路情報や道路カメラの画像、気象情報などを見ることができる「道の駅情報端末」が設置されています。気象条件が不安な場合や急な降雪時などには、車が動けなくなる前に上手に「道の駅」を活用しましょう。

~まとめ~

冬のドライブにスタッドレスタイヤは必須アイテムです。冬に備えてしっかり装着すること、装着するときにタイヤの健康状態を確認すること、長く使えるように適切な保管をすること、タイヤ以外にも冬道ドライブに必要な常備物を携行することなどで、安全で快適な走行ができるように準備して下さいね。

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