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スタッドレスタイヤの性能を発揮する「皮むき」とは?

Editor :   じゅんや

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タイヤの皮むきアイキャッチ_

めっきり寒さが増した11月の下旬から、各地で初雪が観測されはじめました。うっすらと積もったところもあれば、北海道・札幌では、積雪が40センチを越える62年ぶりの大雪となり、ニュースでも大きく報じられています。まだ雪が降っていない地域でも、12月に入りいよいよ冬は本番。クルマの足元も冬支度が必要な時期ですね。

もうスタッドレスタイヤに履き替えたから、準備万端! と考えている方もいるかと思いますが、ちょっと待って。実は、スタッドレスタイヤに取り換えるだけでは“準備万端”ではないのです。

おろしたてよりも「皮むき」したほうが性能がアップする!?

すり減ったタイヤよりは、すり減っていないタイヤのほうがいい。多くの人はそう思っていますが、必ずしもそうとは限りません。実は、スタッドレスタイヤは、おろしたてのまっさらな状態よりも、少しすり減っていたほうが、スタッドレスタイヤの持つ性能がアップするのをご存じでしょうか。

その理由は「皮」にあります。「皮」とは、生タイヤを加硫して成型し、金型から抜いた際にタイヤの表面に生じる薄いゴムの皮のことで、スタッドレスタイヤの「吸水」「密着」「ひっかき」性能は、この皮がむけることで本来の性能を発揮するのです。

皮むき前後の写真で比較してみましょう。こちらが使用前のスタッドレスタイヤです。表面に丸い、スピュー(ヒゲ)のあとが見えるのがわかります。

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一方こちらが「皮むき」をしたスタッドレスタイヤ。スピューがなくなり表面が削れているのがわかります。よく見ると、白い点が見えますね。汚れに見えるかもしれませんが、実はこれ、タイヤに配合された鬼クルミなんです。鬼クルミの固い殻や小さな穴のような凹凸がタイヤの表面に現れることで、氷面の水分を吸水し、凍った路面を力強くひっかいて、雪道でもしっかりと車を止めてくれます。(鬼クルミが入っているのはTOYO TIRESだけ!)

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「皮むき」のために雪が降る前に慣らし運転を

スタッドレス性能をフルに発揮させるための「皮むき」には、特別な道具は必要ありません。表面の「皮」は通常の走行で徐々になくなっていきます。走行距離の目安は、ドライ路面で約100km。高速道路のような平滑な路面では、「皮」をむくための走行距離は長くなり、約200kmが目安となります。

もちろん、慣らし運転をしていない新品のタイヤでも強力な効き目を発揮する“ファーストエッジ加工”が施された商品や、さらにその加工をタイヤ表面の縦・横・斜め360゜全方向に採り入れることで、あらゆる方向へすぐれたエッヂを効かせる商品などもあります。それでも、皮むきしたタイヤのほうが断然効き目はアップするんです。

「まだ雪は降っていないから、大丈夫…」と思っている方や、これから新しいスタッドレスタイヤを購入する方は、冬の雪道走行に備えて、ぜひ雪が降る前にタイヤを装着して「皮むき」走行をしておきましょう。そのひと手間が、冬の安全運転をサポートしてくれますよ。

GARIT_GIZ

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