ON THE ROAD
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おいしくて身体も喜ぶ!名水×温泉のドライブスポット

heart

日本には数多くの名水スポットがあります。そして同様に温泉も多数あります。

降水量が多いだけでなく、フィルターの役目を果たし、ミネラルもトッピングしてくれる山地も多い日本は、「水の国」といっていいほど、良質な水資源に恵まれています。

湧水をそのまま飲めるような土地であれば、そこにはまた素晴らしい温泉もあるのでは?
そんな思いからON THE ROAD編集部で調べたところ、ありました! 名水×温泉なスポットが!

ごろごろ水×洞川温泉

奈良県吉野郡天川村

1300年にわたり山岳信仰を集め、空海(弘法大師)も修行した霊峰大峯山。その登山口となる洞川(どろがわ)は、昔から名水スポットとして有名な地です。環境省の「日本名水百選」、国土交通省の「水の郷34選」、奈良県の「やまとの水」として認定されているごろごろ水は、この洞川湧水群で取れる水のひとつ。10.4℃のキリっと冷えたアルカリ自然水で、適度なミネラルが喉を潤してくれます。

洞川温泉は神経痛・リューマチ・運動器障害などに効能のある無色透明のアルカリ性温泉(単純温泉)で、優しく心地よい肌当たりが特徴です。疲労回復の効果も高く、大峯山に登る人たちの憩いの場ともなっています。

洞川湧水群(日本名水百選)
洞川温泉(大峯山洞川温泉観光協会)

龍ヶ窪の水×竜ヶ窪温泉

新潟県中魚沼郡津南町

最深積雪記録4.16m(!)を記録したこともある特別豪雪地帯、新潟県津南町。この地にある竜ヶ窪の池には、その大量の雪が春になると大地に染みこみ、伏流水となって水量毎分30トン、日に4万3,000トンもの水が流れて込んできます。決して濁ることなく、いつも深いエメラルドグリーンに染まる竜ヶ窪の池は、まさに皆さんを神秘的な雰囲気に包んでくれる場所。竜神にまつわる伝説も数多く残っており、付近の散策も楽しいスポットです。

近くにある竜ヶ窪温泉は、薄茶色透明の源泉の温度は60度と高温で、冬場でもなければ加温の必要がないというのもポイント。泉質はナトリウム・塩化物温泉(中性等張性高温泉)で、神経痛・筋肉痛・五十肩・慢性消火器病・皮膚炎などに効能があります。塩分濃度は濃いめで、お湯が冷めにくいので寒い季節でも心ゆくまで堪能できます。

龍ヶ窪の水(日本名水百選)

菊池渓谷×菊池温泉

熊本県阿蘇市/菊池市

菊池渓谷の水源は、名水百選×日本名湯百選×森林浴の森百選×水源の森百選という、名水の称号を総なめした、九州一の景観地とも言われる名水×温泉地です。深い森と澄んだ水が特長的で、遊歩道には多くの湧水ポイントがあり、 その場で試飲できます。

菊池温泉は、熊本の奥座敷として栄えた歴史ある温泉街!多くの温泉旅館が立ち並び、複数の立ち寄り湯で使える周湯券(3枚1組1,000円)も販売されています。アルカリ性単純温泉でお湯は柔らかく、ぬるぬる・つるつるとした肌触りです。

菊池水源(日本名水百選)
菊池渓谷(菊池観光協会)

島原湧水群×島原温泉

長崎県島原市

島原湧水群は、60カ所以上もの湧水スポットを有する湧水群で、湧水庭園「四明荘」などをはじめ美しく澄んだ水場が地域一帯で見られます。水路には錦鯉が放流されており、喉だけではなく目も潤してくれます。

島原温泉は、天然の炭酸ガスを多く含むサイダー泉が特長。湯船に入ると、体中に二酸化炭素の泡がついてきます。これがまた楽しいんです!

島原湧水群(日本名水百選)
島原温泉観光協会

智積養水×ユーユーカイカン

三重県四日市市/三重郡菰野町

智積養水は、江戸時代に敷設された灌漑(かんがい)施設で、もともとは農業用の用水として使われてきました。水源は三重郡菰野町神森の湧水池・蟹池の水。そこから三十三間筒(さんじゅうさんげんどう)の埋樋を通り、智積養水として導かれます。

温泉スポットとなるユーユーカイカンは健康ランドですが、東海地区最大級の源泉かけ流し露天風呂を備えるなど施設はしっかりしています。湯質は弱アルカリ単純温泉。50度の源泉を飲めるスポットもありますよ。

智積養水(日本名水百選)
ユーユーカイカン

 

いよいよ本格的な寒さになってきた今日この頃。次の休日はおいしいお水と名湯を求めて、身体を内から外から潤せる名水×温泉までドライブしてみませんか。

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