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スマートフォンに入れた曲を、車内で思う存分楽しむ3つの方法

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ポータブルCDやMDを見ることはほとんどなくなり、音楽専用のMP3プレーヤーも影を潜め、スマートフォンで音楽を聴くのが一般的となった今日このごろ。音質の高さやスピーカーの出力をウリにするスマホ端末も増えてきましたが、ドライブ中に音楽を聞くには、車載スピーカーのほうが一段上。と、なれば、スマホとカーオーディオと接続したくなるわけです。

「ドンツクドンツク」と、ドラムの重低音が外に漏れ出して、周囲の視線を集めてししまうほどの大ボリュームは控えたいものですが、心地よいボリュームで一人静かに、二人で仲良く、家族でワイワイと音楽を楽しむには、クローズドな車内空間こそ最適なのです。

最近のカーナビは、音楽ファイルの再生機能や、スマホとの接続機能を持っているものがほとんど。音楽ファイルを転送させたり、音楽ファイルを入れたUSBメモリやスマホをケーブルで接続すれば、スマホのなかに入った好きな音楽を、ドライブでも存分に楽しむことができます。今回は、その方法を紹介します!(2017年12月1日更新)

1: スマートフォンとカーナビ、カーオーディオを有線接続する

お使いのカーナビやカーオーディオにステレオミニプラグ型の外部入力端子(AUX端子)が備わっているならば、ステレオミニプラグケーブル(両端がステレオミニプラグのケーブル)を用いてスマートフォンのヘッドホン端子とつなげてしまいましょう。本体にRCA型の外部入力端子があるカーナビなら、ステレオミニプラグ-RCAケーブル(一端がステレオミニプラグで、もう一端がRCA端子のケーブル。ステレオミニ変換ケーブルとも呼ばれます)を用います。

ケーブルでつなぐのが、もっともお手軽な接続方法。難しいことは何も考えずに、線で接続すればすぐに音が出せるようになる点がポイントです。

機種によっては専用のUSBケーブルで接続できるモデルもあります。この場合はスマートフォンのバッテリー充電も行ってくれるケースが多いので、長時間のドライブでも安心ですよ。また、最近はヘッドホン端子がないスマートフォンもありますが、スマートフォン用のmicroUSBオーディオ変換アダプタもあります。すべての機種に対応しているわけではないため、評判を調べたり、店頭で販売員さんに確認して購入するのがいいでしょう。

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また映像入力端子を持つカーナビと、microHDMI端子を持つスマホの組み合わせなら、HDMIコンバーターを介すことで音楽だけではなく映像もカーナビ側で楽しめるようになります。

ケーブルがない!というときに使えるのが、microSDカードスロット付きのカーナビ。音楽データをスマホのmicroSDカードに保存していれば、カードをカーナビのスロットに入れ替えるだけで再生可能。設定画面をいじったり、接続する必要もありません。

2: スマートフォンとカーナビ、カーオーディオをワイヤレス接続する

カーナビやカーオーディオにBluetooth機能が備わっているなら、Bluetooth経由でスマートフォンとワイヤレス接続してしまいましょう。ケーブルやコンバーターといったオプションは一切必要ないので、機能さえ備わっていればケーブルやアダプタを購入する必要のない、リーズナブルな接続方法となります。ボリュームや選局のコントロールもカーナビ側で行えますよ。

基本的には、Bluetoothは下位互換性を持っています。カーオーディオ側とスマートフォン側とのBluetoothバージョンが異なっていても、古いバージョンの機能に合わせて接続できるようになっていますが、一部機能が制限される場合がありますので、ご注意を。

月々定額料金で音楽が聴き放題になる「定額音楽配信サービス」を利用している人も増加中。スマホとBluetooth接続すれば、連動させて車載スピーカーでも聴き放題。さらに、定額音楽配信サービスに対応したカーナビならば、曲名等の情報がカーナビ画面に表示できたり、カーナビの画面操作でスマホを操作できたりしますよ。「Apple CarPlay」対応車種や、OSにAndroidを採用し「Google Play Music」アプリを搭載したカーナビ、「レコチョク Best ライトプラン」が利用できるパイオニア製の「カロッツェリア サイバーナビ」などが、その代表例です。

3: Bluetoothトランスミッターで接続

「カーオーディオに外部入力端子がない」「Bluetooth機能もない」、そんな状態でもあきらめることはありません。Bluetooth対応のFMトランスミッターという手段もあります。スマートフォンとトランスミッターはBluetooth接続、トランスミッターからFMでカーステレオに飛ばすもので、これなら端子がなくても、カーオーディオがBluetooth非対応大丈夫です。より安価な、オーディオプラグでスマホと接続できるFMトランスミッターもあります。

また、FMトランスミッター機能付きの、ハンズフリースピーカーも最近では登場しています。音楽を聴くときには、FMトランスミッター経由で車載スピーカーから音楽を流し、通話のときにはFMトランスミッターをオフにして、ハンズフリースピーカーに切り替えることができます。ハンズフリー通話にも使いたい方には、こちらも便利ですね。

4: Bluetoothスピーカーを車内に持ち込む

Bluetooth規格が一般化したことで、車内に持ち込んだり、ドライブ先で持ち歩いて使えるポータブルスピーカーの種類もグンと増えました。マイクを搭載してハンズフリー通話やカーナビアプリの音声入力ができるものや、車に人が乗ったことを振動で検知して自動で電源が付くものなど、車内で便利に使えるスピーカーも種類が豊富です。クリップ付きのスピーカーならサンバイザーに取り付けて、まさに浴びるように音楽を聞きながらドライブを楽しめます。長距離ドライブのストレスも軽減できますよ。

一度ペアリングすれば、車の中だけではなく、キャンプやアウトドアでも活躍してくれます。ポータブルのBluetoothスピーカーで検索すれば、アウトドアシーンでも使える防水機能付きや、落としても壊れにくい形状のものなども見つかります。

5: あえて”ポータブルCDプレーヤー”を搭載

スマートフォンに入れた音楽を聞く方法…ではありませんが、番外編として。最近、一時代を築いた「ポータブルCDプレーヤー」への人気が復活しつつあります。ネットのオークションやフリマサービスで「ディスクマン」「ポータブルCDプレーヤー」などと検索すると、当時には手が出せなかった高級機種や、あのころ使っていた懐かしの機種がたくさん見つかります。

Bluetoothが登場する前の製品ばかりのため、有線でカーオーディオに接続するしかありません。スマホの音源をこれで聞くには、CDに曲を焼くしかありません。それでも、プレーヤーにCDをセットして、音飛びに気をつけながら…という懐かしい感覚のなかで聞く曲は、かえって新鮮に聞こえるかもしれません。CDを知らない子どもといっしょに、好きな曲を選抜したオリジナルCDを作ったり、曲が終わったらCDを入れ換えたりすれば、家族みんなで楽しめそうですね。

これらのワザはスマートフォンをカーナビ代わりとして使う際も、ナビの音声がきちんと聞こえるようになるというメリット付き。ぜひあなたの愛車とスマートフォンの親和性を高めていって、よりスマートなドライブが楽しめるような環境を作っていってくださいね。

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