ON THE ROAD
TOYO TIRES

梅雨時に済ませておきたい、自動車のメンテナンスポイント

heart

関東以西は梅雨入りし、まもなく全国的に梅雨シーズン本番を迎えます。雨だからこそ愛でたい景色もいっぱいなのですが、実際は足元が悪いので出不精になりがちですよね。そんな梅雨だからこそできる、夏の休暇を迎える前にメンテナンスしておきたい、3つのポイントをご紹介します。

タイヤ

梅雨以降の降水量が増える夏に多くなるのが、ぬれた路面を高速走行するときにタイヤのコントロールがきかなくなる「ハイドロプレーニング現象」。要因の1つは「空気圧」にあります。空気圧の低下はこういった現象だけでなく、ふらつきや燃費の悪化にもつながるのでしっかり確認しておきましょう。

また、タイヤの摩耗もあわせてチェック。特にタイヤの溝がすり減っていると水はけが悪くなり、雨の日にスリップを起こしやすく大変危険です。 スリップサインが現れるタイヤの溝の深さは1.6mmとされていますが、これは法令で定められた「最低ライン」。そこまで減ってしまう前でも購入時と比べて半分ほどの深さになっていたら、早めの交換をお勧めします。もちろん、季節の変わり目には冬タイヤから夏タイヤへの履き替えもお忘れなく。

バッテリー

2015年の年間ロードサービス出動理由で最も多かったのが「バッテリートラブル」。目視での日常点検は意外と簡単なので、月に1度を目安にしておくと安心です。まずは本体にヒビが入っていたり、ふくらんでいる部分が無いか、上部の6つのキャップ部分にゴミなどの付着物が無いかを確認します。次に、マイナス・プラス端子の金具が緩んでいないか、ここにも付着物やサビが無いか確認しておきましょう。

そして最後にバッテリーの液量を確認します。規定量を下回っていた場合は補充が必要です。また、こうした点検以外にときどきチェックしておきたいのが電圧。専用のバッテリーチェッカーも販売されていますが、ディーラーなどで見てもらうことも可能ですよ。

カーエアコン

湿気の多い時期には特に気になるエアコンの風のイヤなニオイ。原因はカビや雑菌、ホコリである場合がほとんどです。家庭のエアコンを同じように、カーエアコンも定期的にお手入れしてあげましょう。自分で洗浄できるキットもありますが、何しろエアコンは構造が複雑なのでプロに依頼するのが一番確実です。また、内装に染み付いたニオイにはスチームタイプの消臭剤がオススメ。燻煙式殺虫剤と同じ要領で車内の隅々まで消臭してくれます。

もし、それでも消えない場合には、気になる部分に重曹をまいてしばらく放置してみてください。仕上げに掃除機できれいに吸い取れば、頑固なニオイもすっきりするはずです。

日頃のちょっとしたメンテナンスで、愛車の寿命もグッと伸びます。今回ご紹介したポイントをチェックして、夏のドライブをめいっぱい楽しんでくださいね!

pagetop