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子どもの安全を守るために!チャイルドシートの正しい選び方とは?

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運転席にかぎらず、車のシートは大人の身体のサイズに合わせて作られています。つまり子どもが乗るときはサイズオーバー。幼児に大人のシャツを着せたようにブカブカで、シートベルトを装着していたとしても、体を固定できません。

日本では、2000年から道路交通法によって、6歳未満の幼児を車に乗せる際のチャイルドシート着用が義務付けられています。また、それ以降の学童に対しても、運転の安全のために着用が推奨されています。

ただ、どんなチャイルドシートでもいいというわけではありません。安心して使えるチャイルドシートを見分ける方法に、「Eマーク」の有無があります。

もともと、日本には独自の安全基準に適合したことを示す「自マーク」がありました。しかし、2006年からチャイルドシート先進国であるヨーロッパの安全基準(「ECE規則44号」)が日本でも施行されるようになり、基準を満たしたチャイルドシートへ、新たに「Eマーク」が添付されるようになったのです。

チャイルドシートを購入するときは、必ず「Eマーク」がついているかどうかを確かめましょう。

子どもの月齢によるシートの違い

チャイルドシートは大きく分けて次の3タイプに分類できます。

ベビーシート(0〜1歳の新生児・乳児用)

隣に座っている人が世話をしやすいように、進行方向の後ろ向きに装着するシートタイプ、もしくは横向きに装着するベッドタイプがあります。乗せ降ろしがしやすいように回転軸がついている製品もあります。

チャイルドシート(1〜4歳の幼児用)

進行方向に向かって装着するシートで、5点ハーネス(身体全体を支えるシートベルト)がついているものが一般的。ハーネス、ベルトではなく胸部を守るインパクトシールドがついた製品もあります。

ジュニアシート(3〜12歳の学童用)

身体が大きくなってきた、しかし大人のサイズにはまだ届かない学童用として、車にもともと備わっているシートベルトが正しい位置で使えるように座高を高くするシート型と、座面のみのコンパクト型があります。シート型のほうがランバーサポートの効果もあるのでオススメです。

またEマークには「UNIVERSAL 9-18kg」といった製品カテゴリおよび対象の体重範囲も記載されています。

カテゴリの表記を確認!

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  • UNIVERSAL 汎用。基本的にどの車種にも装着可能
  • SEMI UNIVERSAL 準汎用。装着時に別パーツを必要とするものなど
  • RESTRICTED 限定用。特定の車種のみに使えるシート
  • SPECIFIC VEHICLE 特定用。特定の車種のみに使えるシート。主にディーラーオプション

これから新たに車を買うのであれば、ディーラーオプションのチャイルドシートを選んだほうがよいでしょう。すでに所有している車両にチャイルドシートを導入するなら、UNIVERSALカテゴリの中から選択します。

ただしUNIVERSALでも一部車種では使用できないことがあります。事前にチャイルドシートメーカーサイトなどで、自分の車で使える品かどうかチェックすることをお忘れなく。
逆を言えば、対応車種リストを公開していないメーカーの品は選ばないようにしたいところですね。

ところでここ数年に発売された車種には、ISOFIXというチャイルドシート用のマウントがついているケースが増えてきました。がっちりと固定することが可能で取り外しも簡単。もしあなたの愛車がISOFIXに対応しているなら、チャイルドシートもISOFIX対応品を選びましょう。

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