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プレスリリース

2011.12.08

東洋輪胎張家港有限公司 竣工式を挙行

東洋ゴム工業株式会社(社長:中倉健二)は、本日12月8日(木)に乗用車・ライトトラック用タイヤを生産する当社中国新タイヤ工場(社名:東洋輪胎張家港有限公司、中国・江蘇省張家港市)の竣工式を挙行しましたのでお知らせいたします。

姚 林栄 張家港市長、俆 仲高 張家港市常委をはじめ、地元・張家港市関係者や地域代表者、取引先のお客様など、約350名をお招きし、当社関係者約100名とともに同工場の竣工を祝いました。

式典では、当社社長・中倉は、「東日本大震災で被災した試練をグループで乗り越え、計画通りに建設を進め、今日の日をめざしてきた。中国への生産拠点は最後発だが、他社にはない付加価値の高いモノづくりをこの工場で実現する。ここから東洋ゴムの新しい歴史が拓かれ、紡がれていく」と挨拶しました。

中国における乗用車・ライトトラック用の補修用市場規模は、経済発展に伴うモータリゼーションの進展に伴い、2015年には現在の2倍の規模に需要が拡大すると予測されています。東洋輪胎張家港有限公司は、当社が進めているグローバル生産供給体制基盤の構築の中で、中国における乗用車用・ライトトラック用タイヤの主力拠点として位置づけています。最新の生産設備を導入し、高品質、高精度なタイヤを年間約200万本体制で生産し、今後の中国の旺盛な需要に対応していきます。

また、今後のさらなる設備増強等の増産対応については、中国市場環境などの状況等を考慮して判断してまいります。

(竣工式典で挨拶をする社長・中倉) (竣工を祝うテープカット)
(竣工式典で挨拶をする社長・中倉) (竣工を祝うテープカット)


■中国新工場について

東洋輪胎張家港有限公司は「省資源・高品質・高生産性・スキルレス」を工場コンセプトとしています。

(1)省資源

エネルギーミニマム化と環境重視の工場を実現しています。タイヤ生産には最新鋭の技術を導入し、省エネルギーを考慮することはもちろん、無駄を排除し、日本国内工場と比べて使用エネルギーを30%低減させます。

(2)高品質

高性能なタイヤを製造する工場を実現しています。すでに日本国内工場および当社アメリカ工場で導入・稼動している、高品質・高精度なタイヤ製造設備による独自の新工法(A.T.O.M.)の要素を採り入れています。タイヤの品質ばらつきを低減させ、製造工程での品質チェックやタイヤの自動検査装置により、トレース管理体制をとります。

(3)高生産性

独自の新工法(A.T.O.M.)の要素を採り入れたことにより、生産リードタイムの短縮と生産工程の削減を実現し、高効率・高生産性の工場を実現しています。

(4)スキルレス

作業者に優しく、働きやすい環境を実現しています。タイヤの生産工程では、生産工程の自動化とIT技術を活用し、高度な技術を必要としない工場で高品質なタイヤ生産を実現しています。

当社は、最適生産体制の確立に向け、本日竣工した東洋輪胎張家港有限公司のほか、マレーシアにおいても2013年4月稼動をめざし、新工場の建設を構想しており、2015年度には全世界で4,500万本の生産供給体制をめざしています。


以上


 

 

【本件に関するお問合せ先】
TOYO TIRE株式会社 コーポレートコミュニケーション部
(本社) TEL:072-789-9110 FAX:072-773-3272

プレスリリースは報道機関向けの発表文章であり、そこに掲載されている情報は発表日現在のものです。
ご覧になった時点ではその内容が異なっている場合がありますので、あらかじめご了承下さい。