宮城県白石市
たまご生産者(竹鶏ファーム)
志村竜生さん
ブランドたまご『竹鶏たまご』を生産する我々竹鶏ファームの前身は、1965年に創業した志村養鶏場。
長年悩みの種だったのが、鶏舎独特のにおい対策でした。そこで、そのにおいを抑えるために餌に竹炭を混ぜたところ、「たまごの味も変わった」との声をいただき驚きました。まさにうれしい誤算です。さらに、動物たちがストレスなく健康でなければいい製品が作れないという『アニマルウェルフェア』の考えに基づき鶏舎を改築。餌だけでなく、水や空気にも竹炭の浄化作用を活用し、鶏たちにやさしい環境づくりにも気を配っています。
おかげさまで、私たちのたまごは、『宮城県農業コンクール優秀賞受賞』『全国農業コンクール優秀賞受賞』を受賞できるまでになりました。私たちの鶏舎から出荷されるたまごは1日約3万個。その一つ一つを人の目と手で確かめ、品質を確保しています。鶏が産んだたまごはベルトコンベアに乗って運ばれ、検査担当が卵の下から光をあててひびや形状、汚れなどをチェック。さらに、パック詰めしてからも出荷の際にもう一度目視で確認をします。
現在、燻製の竹鶏たまごや黒色系の交配にこだわった黒シャモなど、ブランドのラインナップもひろがっています。これからも品質を大切に、私たちのブランド『竹鶏たまご』を育てていきたいですね。
TOYO TIRE株式会社 検査課
亀谷勇作
タイヤがクルマの走行性能に与える影響は大きいものがあります。安全性はもちろん、コーナリングの安定性や走行時の静粛性にも関係してくるんです。
ですから私たち検査課では、1日に何千本と生産されるタイヤのすべてを一つ一つチェックし出荷しています。専用の機械を用い、タイヤを回転させることで走行状態でのユニフォミティ(均一性)を計測する検査や、回転軸のぶれがないかなど、タイヤ全体のバランスを検査します。
さらに、その後、熟練した検査員による目視と触手検査が入ります。ゴムの貼り合わせがうまくいっているか、バリ(突起)やキズがないかなど、細かな項目に沿ってチェック。万一規格内に収まっていない製品があった場合は、他のタイヤに影響が出ないようにするため、工程をさかのぼって徹底的に原因を突き止めます。問題が他のタイヤにも広がってしまわないとも限らないですから。
自分たちの目と手で確認して満足したものだけを自信を持って送り出す。これが品質の最後の砦としての責任であり、誇りでもあります。
ここ宮城から、世界に驚きと感動を届けたい。一本のタイヤに、技術と情熱のすべてを込めて。日々、新たな挑戦を続ける仙台工場の様子をご覧ください。