宮城県登米市 伊東牧場
伊東輝美さん
私たち伊東牧場が取り組んでいるのは、循環型の畜産です。農家の方から飼料となる藁や収穫くずなどをいただき、牧場からは堆肥を提供する。地元の農家同士、人と人とのつながりを大切にしながら、おいしくて質のいいものをつくっていこうと頑張っています。そんな中で私たちが徹底的にこだわっているのは、牛の健康管理。ITを導入してすべての牛の体調を把握し、その日の体調に合わせて一頭ごとにエサの配合や量を変えています。さらに、一頭一頭を見て、触れて、わずかな異変も見逃さないように努めています。最後に頼れるのは、やはり、人の経験や技術ですから。日々、牛にきちんと向き合って、食の安心や安全を支えていきたいと思っています。
TOYO TIRE株式会社
検査課 山村勇作
タイヤは、チームワークでつくられるものなんです。最高の品質をめざして各部署がベストを尽くし、後ろに控えている仲間に次の工程を託す。そうやって完成したタイヤの最終検査が、私の仕事です。機械を使って均一性などを検査した後、キズがないか、膨らんだりへこんだりしたところがないか、目を凝らし、指先に神経を集中して、一本一本をチェックしています。1日に膨大な数を検査するので、短時間のうちに確実に見極めなければなりません。これも、経験の中で培ってきた技術だと思います。最後の砦として品質を守っていると思うと、毎日緊張しますね。しかし、自分の目と指先が安心・安全を支えているわけですから、誇りとやりがいを感じています。
ここ宮城から、世界に驚きと感動を届けたい。一本のタイヤに、技術と情熱のすべてを込めて。日々、新たな挑戦を続ける仙台工場の様子をご覧ください。