宮城県大崎市三本木 ササニシキ生産者
菅原博康さん
ササニシキは粘りが少なくあっさりしていて、和食との相性が抜群。お寿司のシャリにも最適です。ところが、栽培するのが難しく、雨が続いたりすればたやすく倒れてしまう。いかに稲を倒さず育て上げるか。いちばんのポイントは、水の微妙な調整です。それはもう、昼夜関係なく真剣勝負。睡眠時間が4時間なんて日もざらにあります。そうまでしてササニシキにこだわり続けているのは、私自身、この味に惚れ込んでいるから。うまいものに手間がかかるのは当然ですよ。そして、宮城で誕生し、宮城を代表してきた米を、もっと多くの方に食べていただいて、次の世代にも引き継いでいきたいですね。
TOYO TIRE株式会社
製造部 成型課 永山英幸
私たち成型課では、様々な部材を組み合わせて「生タイヤ」をつくっています。溝などの加工をする前の、製品の基となるタイヤです。その数は一日数万本。膨大な数ですが、一本一本にこだわりを注いでいます。心がけているのは、次の工程に最高の状態でバトンタッチすること。そんなふうにプロ意識を持って取り組まなければ、世界に通用する製品はつくれません。常に現状に満足することなく、「なぜ?なぜ?」と自分に問いかけ、次の課題を見つけ出す。その積み重ねが、ひとつ上の品質につながると信じています。いつか、自分たちのタイヤが、「宮城の名産」と呼ばれるようになると嬉しいですね。
ここ宮城から、世界に驚きと感動を届けたい。一本のタイヤに、技術と情熱のすべてを込めて。日々、新たな挑戦を続ける仙台工場の様子をご覧ください。