東洋ゴム工業の強みってなに?

技術を極め、進化を続ける

晴れた路面でよく転がり、濡れた路面でしっかり止まる。この矛盾した性能を両立することで、車両走行時の燃料の省資源化に寄与するのが低燃費タイヤです。そして、この開発を支えるのが、ゴムの材料開発技術です。

2011年12月、東洋ゴム工業は、独自に体系化した材料設計基盤技術“Nano Balance Technology (ナノバランステクノロジー)”を発表しました。これは、タイヤのゴム材料を分子レベルで解析するというアプローチから実現した、タイヤ開発の新しいステージです。これまでの物理的な作業だけでなく化学的な要素も加わり、シミュレーションして描いた性能を高精度に再現する技術力が“ものを言う”ことになります。新しい低燃費タイヤ「NANOENERGY」は、この新技術から誕生しました。

原材料の状態をナノレベルで観察し、実際の状態、メカニズムを解明

ジャパン・クオリティを世界へ

商品開発技術とともに、東洋ゴム工業が力を注いでいるのが生産技術の革新です。

独自に開発した新工法「A.T.O.M.(Advanced Tire Operation Module)」は、コンパクトにオートメーション化を図るとともに、緻密に計算された設計技術によって、タイヤがタイヤとして機能する最適なウェイトバランスを高精度に作り上げることを実現します。重厚長大なタイヤ生産工場の概念を変えたエポックメイクな次世代型生産システムです。

この高い製造品質により、ディーラーのタイヤとホイールのバランスをとる調整作業が大幅に軽減され、プロ中のプロといわれるアメリカのタイヤディーラーから絶賛されました。

北米ほか、中国やマレーシアなど、自前で設立する新工場には進出する国のいかんにかかわらず、常にこの「A.T.O.M.」の進化した要素技術を移植し、日本のタイヤメーカーとして生み出した高い性能・品質(=ジャパン・クオリティ)を世界へ供給していくことが、東洋ゴム工業の一貫したポリシーです。

知恵に“光”当て、機動力で戦う

東洋ゴム工業は他のタイヤメーカーに比べると会社規模は小さくなります。
しかし、この規模を生かして発揮する機動力は他社をしのぎます。

材料、開発、設計、デザインなどすべての技術関係者、あるいは営業やマーケティング担当、基礎研究者など、またある場面では、物流や購買といったビジネスを構成するそれぞれの若きブレーンがすぐさま寄り集まって知恵を出し合い、ものごとをスピーディーに現実化していく。この機動力に満ちたチームワーキングに、東洋ゴム工業の強さが光ります。

兵庫県伊丹市にあるタイヤ技術センターのオフィスは、吹き抜けでノンパーテーション。どこで誰がどのような打合せをしているかがひと目でわかります。壁がないこと―ここから、スピーディーで白熱したモノづくりが始まります。

独創の具現化から新たな市場を創る

技術や性能・品質への挑戦、チームワークや機動力の発揮によって、東洋ゴム工業ならではの商品コンセプトが生まれます。

例えば、タイヤに胡桃(クルミ)を配合。これは当社が1991年に開発し、今も支持され続けている冬用タイヤのコンセプトです。スパイクタイヤによる道路粉塵を防ぐとともに、雪道での安全走行を実現しました。夏用タイヤでは、1995年に業界初のミニバン専用タイヤ「トランパス」を発売。当時のセダン車主流のなかで、いち早く斬新なコンセプトで新たな市場を創出し、反響を巻き起こしました。

TOYO TIRESは、多様化するモビリティライフに先んじて、それぞれのニーズに適応できる専用タイヤを常に創造しています。軽自動車専用タイヤ「Luk」もそのひとつです。今や新車販売台数のうち約4割を占め、注目度が上がっている軽自動車。中でも「ハイト系」「スーパーハイト系」と呼ばれる背の高い車種が人気ですが、車高が高いからこそ起こりがちなフラつき感に不安のあるお客様は多数おられました。このフラつき感や偏摩耗を抑え、しっかりした走りと優れたロングライフ性能を実現したのが「Luk」です。ユーザーフレンドリーな視点でニッチニーズを満足させるのも、TOYO TIRESならではです。

またNITTOブランドでは、ラグジュアリースポーツカーやSUV向けに、デザイン性、革新性をコンセプトとした大口径のタイヤを販売。北米の熱狂的なファンの支持を得て、NITTOのFacebookの登録ユーザー数は1,100万人を超え、全米でも屈指のファンぺ―ジとなっています。

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