お取引先さまとの協働

CSR調達の推進

近年では、サプライチェーン全体で社会的責任を果たすことが強く求められています。当社グループは、お取引先さまとの誠実・健全な関係をベースに、人権・労働・環境問題などに協働して取り組むことで、ともに成長・発展することを目指します。

CSR調達ガイドラインの展開

マレーシアでのCSR調達ガイドライン説明会マレーシアでのCSR調達ガイドライン説明会

当社グループは、2010年に「東洋ゴムグループCSR調達ガイドライン」(第1版)を策定し、お取引先さまに協力を呼びかけながらCSR調達を進めてきました。その後、サプライチェーンにおけるさまざまな社会的課題が顕在化し、より広範な対応が求められるようになってきたことから、同ガイドラインをグローバルな視点で見直し、2014年11月に第2版(日本語版・英語版・中国語版)を発行しました。具体的には、コンプライアンスの徹底、責任ある材料調達等を追加しています。

そして、当社グループの考え方を国内外のお取引先さまと共有し、サプライチェーン全体でCSR調達を推進するため、国内外でお取引先さま向けガイドライン説明会を開催しました。

CSR自主点検チェックリストの展開

ガイドラインに対するお取引先さまの取り組み状況を確認するため、2015年度から国内のお取引先さまに「CSR自主点検チェックリスト」を配布し、回答を依頼しています。当社では受領した回答を集計・分析し、その結果をお取引先さまにフィードバックしています。また、必要に応じて個別面談の場を設け、取り組みを進める上での課題や改善に向けた意見交換などを行っています。

「CSR自主点検チェックリスト」による確認を定期的・継続的に実施することで、サプライチェーン全体でCSRの取り組みの改善を図ります。

社内勉強会の実施

CSR調達を推進するには、当社グループの購買担当者がガイドラインの趣旨と内容を理解し、購買業務にあたることが重要です。2016年度は、購買本部の購買担当者向けに、下請法および安全保障輸出管理に関する社内勉強会を行いました。

品質の保持と環境への配慮

購入する製品が、規定どおりの品質を確保しているか、環境に配慮しているかを確認するため、お取引先さまへの品質監査や特定化学物質含有調査などを行っています。さらに、ISO9001の対象となるお取引さまについては、認証の取得および更新状況を確認しています。

紛争鉱物への対応

アフリカ中部等の紛争地域で産出されるスズ・タンタル・タングステン・金(紛争鉱物)を購入することが現地の武装勢力の資金源となり、紛争や人権侵害などを助長するとして、欧米を中心に紛争鉱物を規制する動きが広がっています。当社グループでは、お客さまやお取引先さまと協力しながら製錬会社まで遡って、当社グループが購入する原材料がそのような非人道的行為に関与していないかを確認する調査を実施しています。

SNR-iへの参画

ゴム製品メーカーにとって、天然ゴムの安定調達は最重要課題です。天然ゴム、合成ゴムの生産国と消費国の政府で組織されている国際ゴム研究会では、経済・環境・社会の三要素が調和した、持続可能な天然ゴム調達の実現を目指す取り組み(SNR-i)を推進しようとしています。当社グループもその趣旨に賛同し、2016年6月、同活動に参画していく自主宣言を行いました。これまでに、当社が承認した天然ゴム生産工場に対して、SNR-iが取り組む領域のうち、森林の維持可能性支援、水の管理、および人権と労働権の尊重に対する取り組み状況についてアンケートを実施するなど、お取引先さまとの協働によりサプライチェーン全体でCSRの取り組みを強化しています。今後も、業界団体や関連諸国の行政機関とも連携して、天然ゴム産業の持続可能な発展に貢献していきます。

  • SNR-i:Sustainable Natural Rubber Initiatives

SNR-iが取り組む5つの領域

  • 生産性改善の支援
  • 天然ゴム品質の向上
  • 森林の持続可能性支援
  • 水の管理
  • 人権と労働権の尊重

CSRの取り組み