生物多様性保全の取り組み

当社グループでは「東洋ゴムグループ環境保護基金」や「社内基金」を活用して、地域の生物多様性の保全活動や啓発活動(教育)を支援しています。

「千年希望の丘プロジェクト植樹祭」への参加

植樹祭に参加した当社グループの従業員とその家族植樹祭に参加した当社グループの従業員とその家族

当社は仙台工場のある宮城県岩沼市が取り組む震災復興活動「千年希望の丘プロジェクト」を支援しています。本プロジェクトは、クロマツの防潮林があった海岸線一帯に震災のガレキなどから小高い丘を造り、約30万本の植樹をして緑の防波堤とするもので、災害時の避難場所として、また生物多様性の拠点としても整備・保全する取り組みです。当社グループは2013年のプロジェクト開始当初からこの趣旨に賛同し、仙台工場および地域販売会社の従業員とその家族が植樹祭に参加しているほか、市と協力して植樹した苗木の成長を促すための除草作業などのボランティア活動を行っています。

2016年5月に開催された植樹祭は「1万人で10万本を植樹する」という過去最大の規模で行われ、当社グループからも過去最多となる226名が参加しました。今後は育樹がより重要な取り組みになりますが、当社グループはプロジェクトの課題に応じた支援を行っていきます。

企業の森「TOYO TIRES 緑のつながり・三重」

森林整備活動の様子森林整備活動の様子

当社は桑名工場のある三重県員弁郡東員町の雑木林を、2014年から5年間かけて健全な森林に整備する「TOYO TIRES 緑のつながり・三重」に取り組んでいます。NPO法人「森林(もり)の風」の協力を得ながら、東京ドームほどの広さがある5.27ヘクタールの雑木林、除伐や整備を進めるなかで見つかった不法投棄ゴミへの対処を行い、地域住民の方々の憩いの場となる里山づくりを目指しています。

2016年度は11月に、桑名工場の従業員とその家族の総勢70名を超えるメンバーで雑木林内の伐採整備と清掃を行いました。また、作業後には、家族向け企画として森林の重要性を知るための森林教室も開催しました。今後も、森林保全を通じて、地域に根差した環境貢献活動に努めていきます。

  • 育成しようとする樹木以外の木を切り除くこと

NPO法人 ニランジャナセワサンガの支援

NPO法人ニランジャナセワサンガは、北インド・ビハール州に暮らす人びとを支援するために、2003年に設立された団体で、地域の貧困生活者に対する教育支援ならびに生活支援事業をはじめ、女性の地位向上の取り組み、植林・有機農業を通じた自然環境保全などの活動を行っています。

当社グループは2012年より、当団体がインド・ビハール州で実施しているアグロフォレストリー(植林と有機農業の混合実績により森をつくる農業)事業を支援しています。荒廃土地に樹木や果樹を植林する森林農業を通じて、砂漠化や洪水の防止、生物多様性の回復および地域の飢餓撲滅に貢献していきます。

Voice
森林と共生する暮らしを取り戻すために

代表理事 垣花みどりさん、副代表理事 松村秀明さん、現地責任者 Siddhartha Kumarさん代表理事 垣花みどり さん(左)
副代表理事 松村秀明 さん(右)
現地責任者 Siddhartha Kumar さん(中央)

インド北東部のビハール州は、雨季があり木々が育つ環境であるにもかかわらず、過度の森林伐採と灌漑農業、気候変動の影響により地下水位が年々低下し、乾燥した荒地が増えてきています。

私たちのプロジェクトの活動の一つは、アグロフォレストリーにより、この荒地を緑豊かで高い保水機能を持った土地に造り変え、砂漠化と洪水を防いで生物多様性を回復することを目的としています。そしてそこで育つ果樹の収穫物を収入源としてプロジェクトの自立運営をめざします。

地域の子供たちに植林と環境保護の大切さを伝える教育も継続的に行っていますが、最近では、このプロジェクトをきっかけに周辺の小麦農家の人たちが果樹への関心を示してくれるようになり、彼らへの苗木の配布と植林教育も始める予定です。

プロジェクトの経過

プロジェクト実施前(左)、2016年3月時点(右)

CSRの取り組み