2017D1GP Rd5エビスサーキット<選手レポート>

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追走トーナメントベスト16戦まで勝ち進んだ選手のコメントをご紹介します。

 

 

藤野秀之選手のコメント

「単走と追走のダブル優勝、これ以上ない最高のラウンドでした。とはいえ今年の第2戦から投入したニューマシンに対する熟練度が足りず、走る前はそれほど自信があったワケではないんです。特に練習日はウエット路面ということもあり、メカニックと相談しながら少しずつセットを詰めていきました。不幸中の幸いだったのはウエット、ハーフウエット、ドライとすべての路面コンディションを体験できたので、セッティングと走り方のデータがたくさん集まったことです。おかげで単走決勝は唯一の99点台をマークして優勝できたんだと思います。特に重視したのは点数の配分が多い第2セクターです。最初のシケインを勢いよく飛び出すとカッコはいいんですが、第1セクターは点数の比率が意外に低いので、第1セクターの点数を少し落としてもミスをするリスクを減らし、第2セクターで高得点を狙う作戦でした。追走トーナメントのベスト16戦で当たった高山健司選手は、エビスを走り慣れていることもありすごく安定しているイメージです。こちらもミスなくいつもどおりの走りを心がけた結果、ベスト8戦に勝ち上がることができました。そこで対戦した寺町邦彦選手は勢いのあるドライバーで、車両も同じ2JZエンジンです。特に作戦という作戦はなく、先行は後ろを気にしすぎず単走と同じ走りでイーブン、後追いは接触などのミスをしないよう攻めながらも冷静さを忘れず走行し、1.5ランクを取って準決勝戦へ進出しました。続いて対戦したのは追走の強さで知られる今村陽一選手です。先行はストレートもコーナーもできるだけ高い車速で逃げ、後追いは審査区間に入るまで離されないようスタートに集中しました。おかげで最初から最後まで接近してドリフトすることができ、0.5ランクの僅差ではあるものの決勝戦に進出です。決勝戦の相手は開幕戦の決勝と同じ小橋正典選手で、若くて勢いがありテクニックも確かなので、正直いうと怖いイメージはあります。今回の対戦すべてに共通するんですが、2JZはトルクがあるので第2セクター以降は自由度が高いというか、最初の飛び込みまで離されなければ何とかできる自信がありました。そこで決勝もまずはスタートを失敗しないよう注意し、先行のとき第2セクターで相手がハーフスピン、後追いも無難に走り切って今シーズン2勝目をあげることができました。外から見ているほど落ち着いていたワケではありませんが、細かいミスをしないよう細心の注意を払った結果ですね」

■藤野秀之選手
第5戦 単走1位
第5戦 総合1位
単走シリーズランキング1位
総合シリーズランキング1位

松井有紀夫選手のコメント

「予選日はとにかく路面コンディションが目まぐるしく変化する1日でした。今回のコース設定は第2セクターの得点配分が大きく、おまけにウエットのときはDOSSが第2セクターに偏った採点をすることが分かったので、当然ながら走り方をそれに合わせて変える必要がありました。ただし雨量は走るタイミングが少し違うと微妙に変化しており、セッティングを絞り切れないまま予選に臨んだというのが正直なところです。結果は1本目がミスをして92.82点、後がない状態で挑んだ2本目も95.61点とイマイチ上がりません。かろうじて単走決勝に進むことはできましたが、点数も、16番手という最下位のポジションも、満足できる結果ではなかったです。初日は予選のみだったので気持ちを切り替え、マシンを整備しつつ決勝日に照準を合わせました。単走ファイナルが行なわれた土曜日も相変わらず空模様は不安定で、自分が走るときは幸いにしてドライと呼んで差し支えないコンディションです。ならばDOSSの採点基準もまた変わるだろうと判断し、自分のスタイルを貫き、お客さんからカッコいいと感じてもらえる走りを目指した結果、97.87点と5番手に入る高得点でトップ8に入ることができました。数時間後の追走トーナメントでは再びウエット路面になると予想されましたが、山間部にあるエビスサーキットは天候の変化が大きく、路面状況がどう変化するか読み切れません。おそらくドライになることはないだろうと感じながらも、単走ファイナルの2本目を走らずタイヤを温存できるのは、ドライバーとして非常に安心感があります。予報が当たり追走トーナメントが始まるころ、路面は再びウエットコンディションに変わりました。ベスト16戦は昨年のチャンピオンマシンを駆る畑中真吾選手との対戦です。自分は単走でそれなりの得点を出しているとはいえ、正直ウエットのセッティングはまだ決まっていない状態だったので、先行はなるべく高い車速をキープしつつ慎重に走りました。そこまでは想定していた展開でしたが、後追いでミスしてしまったのが悔やまれます。スタートしてシケインに向かって下ってくるときにリヤを滑らせてしまったんです。焦って立て直したもののシケインを角度のない状態で出てくることになりました。ドリフトが戻って大きく減点されるレベルではありませんが、自分で考えてもカッコいい追走とはいえなかったですね。そこで敗退となりましたが雨のセッティングなど、今回のデータを次のラウンドや来年に繋げたいと思います」

■松井有紀夫選手
第5戦 単走5位
第5戦 総合11位
単走シリーズランキング6位
総合シリーズランキング11位

川畑真人選手のコメント

「今回のエビスサーキットは天気予報どおり雨が降ったり止んだりで、路面コンディションが刻々と変わっていく状態でした。とはいえ雨だからといって普段よりも滑りやすいだけですから、その場その場で振り出す位置や車速などを微調整する以上の対策はありません。チェック走行は完全なウエット路面だったので、第2セクターに入った直後のストレートで角度を少し抑え気味にして、審査員席に向かって再び角度を付け直すような走り方を試してみました。それがDOSSの採点基準と一致していたらしく、満点を出すことができたんです。今回は第2セクターに割り振られた得点の配分が多く、上位を狙うなら絶対に第2セクターを落とすワケにはいきません。他のドライバーも同じスタイルが多かったですね。チェック走行の結果から『第2セクターで高得点を出せる走り方はコレだ!』と確信して、ほぼドライだった単走ファイナルも同じように走ったところ、今度は点数がさっぱり伸びないまま終わりました。ドライ路面に合わせてドライビングを修正したつもりではありましたが、単にカッコ悪いだけの走りになったことが悔やまれます。1本目は97.6点でギリギリ8番手に食い込み、2本目を走らずには済んだものの、自分としてはかなり消化不良な結果と言わざるを得ません。もっとも走りに大きなミスがあったワケではなく、作戦の段階で失敗した部分が大きいので、コースやマシンに対する不安はありませんでした。そして迎えた追走トーナメント、ベスト16戦の相手は寺町邦彦選手です。単走ファイナルの時点では小雨が降っていたけど、午後は晴れてくるとの予報だったので、朝からドライ路面を想定してセットアップを進めていました。ところがいつになっても雨は止みません。結局ドライのセッティングから簡易的に変更して臨むことになったんです。自分としては大丈夫だろうと思っていたら、予想以上にトラクションが不足しており、車速を上げられず先行で深く食い込まれてしまいました。それに加えて普段よりマージンを取った走りだったことも自覚しています。セット不足で抑えていた自分の走りに対し、寺町選手は失敗を恐れない気迫たっぷりの走りでした。ビハインドを取り戻すべく後追いで猛追しましたが、やはりセット不足という気持ちが頭のどこかにあり、トラクションやコントロール性が足りなかったのも事実です。シリーズチャンピオン奪取に向け勢いをつけるラウンドのはずが、ベスト8戦に進むことなく終わってしまいました」

 

■川畑真人選手
第5戦 単走8位
第5戦 総合14位
単走シリーズランキング2位
総合シリーズランキング2位

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