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2016D1GP WORLD CHAMPIONSお台場NOP地区特設会場<レポート>

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■大会名:D1 GRAND PRIX TOKYO DRIFT in ODAIBA Champions
■開催期間:2016年10月23日(日)
■開催場所:東京都「お台場NOP地区D1特設会場」
■天候:晴れ時々曇り


東京都「お台場NOP地区D1特設会場」で行われた、「D1 GRAND PRIX TOKYO DRIFT in ODAIBA Champions」

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川畑真人選手が…

  • D1単走チャンピオンで3位
  • D1クロスで2位
  • D1追走バトルで優勝

を成し遂げました!

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大会レポート

前日に2016年のシリーズ最終戦が行なわれた東京台場特設コース。日曜日にはトップクラスのD1ドライバーを集めて行われるエキジビションマッチが行なわれました。Team TOYO TIRES DRIFTからは「D1単走チャンピオン」に川畑真人選手、内海彰乃選手、田中省已選手、藤野秀之選手、Daychapon Toyingcharoen選手が参加。「D1クロス」に川畑真人選手が参加。「D1追走バトル」に川畑真人選手、田中省己選手、藤野秀之選手が参加しました。

D1単走チャンピオン

午前中に行なわれたD1単走チャンピオンは、前日の最終戦と同じコースで単走1本のみを走り、DOSSの得点によって誰が一番単走の走りが良いのかを競うイベントです。しかも上位4名は午後に行なわれるD1追走バトルへシード選手としての参加が確定。このシード選手4名を除く20名は、再び敗者復活単走を1本のみ走行し、残る8本のトーナメントラダーを上位8名が埋めることとなります。

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このD1単走チャンピオンで最も成績がよかったのは川畑選手です。スタートから勢いよく加速を始め、一度左に軽く振ってから右に大きく振り出すフェイントで第1セクターを振り出します。角度をつけて第2セクターへ向けてアクセルを踏み込み区間では、豪快な白煙をあげながら加速するかのような速いドリフトを披露。低速区間となる第3セクターへ向けての減速もスムーズかつ綺麗なライン取りでクリアし、振り返しとなる第4セクターも難なくクリアしていきます。豪快にアクセルを踏み込んでいく第5セクターでも、再び白煙をモクモクとあげるドリフトのままフィニッシュラインを通過。DOSSの得点は第1セクターが29.71点、第2セクターが29.76点、第3セクターが14.83点、第4セクターが9.97点、第5セクターが14.87点で合計99.14点をマークして3位。1位こそ取れませんでしたが、午後に行なわれるD1追走バトルのシード権を獲得します。

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また田中省己選手が4位でD1追走バトルのシード権を獲得。藤野秀之選手が敗者復活単走で3位に入り、D1追走バトルへの出場権を獲得しました。

D1クロス

D1単走チャンピオンとD1追走バトルの合間には、2台の車が同時にスタートし、あらかじめ設定されたコースをドリフトしながらタイムを競い合う「D1クロス」が行なわれました。この「D1クロス」で最も成績がよかったのも川畑選手です。初戦となるベスト8戦は、前回のD1クロス優勝者である高山健司選手との対戦。後追いスタートのBコースを走行し、ドリフトを維持しながらもジムカーナのような走行でコースクリアを目指します。この戦いは高山選手が35.96秒だったのに対し、川畑選手は34.48秒と圧勝。

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準決勝戦へと勝ち上がります。準決勝戦では日比野哲也選手と対戦し、またも後追いスタートのBコースを走行します。同じコースレイアウトでの走行だったこともあり、川畑選手はさらにタイムを縮めて34.12秒。対する日比野選手は36.43秒とまたもや圧勝し、決勝戦へと勝ち上がります。

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決勝戦では末永直登選手と対戦し、またもや後追いスタートのBコースを走行します。しかしスタートでわずかに出遅れたこともあり、スタートからコースのインフィールドに入るまでの区間で末永選手に追いつこうとして角度が浅いドリフトになってしまいます。インフィールドへ入る前に末永選手に追いつき、その後は最速のライン取りと必要最低限のドリフトでBコースをクリア。末永選手より前でフィニッシュラインを通過します。タイムは末永選手が34.37秒だったのに対し、川畑選手は33.91秒とさらに最速タイムを更新、しかしスタートからコースインフィールドへ入るまでの角度不足により、川畑選手は5秒加算のペナルティを受けてしまいます。この結果、川畑選手のタイムは38.91秒ということになり、残念ながら準優勝という結果になりました。

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D1追走バトル

「D1単走チャンピオン」で上位4名に入るか、敗者復活単走で8位以内に入った選手のみが参加できる「D1追走バトル」。Team TOYO TIRES DRIFTからは、川畑選手、田中選手、藤野選手の3名が参加しました。この中で最も成績がよかったのは川畑選手です。

D1追走バトル ベスト8

川畑選手はシード枠での参加になったため、ベスト8戦からの走行で横井昌志選手と対戦しました。先行スタートとなった1本目は、第1セクターの振り出しまでに1車身ほど横井選手を引き離す展開。第2セクターにかけて向きを変えてアクセルを踏み込み始めると、その差はグングン広がって第3セクターに入る直前では2.5車身ほどの距離。2台ともしっかりドリフトをしつつ、ライン取りも綺麗に走ってもこれだけの差が出てしまうほど2台のスピード差は顕著です。低速区間となる第3、第4セクターでは見かけ上の間隔は縮まりますが、再び高速区間となる第5セクターに入るとその差は5車身ほど。圧倒的なスピード差でフィニッシュラインを通過します。判定は8.0ランク vs 7.5ランクで川畑選手のアドバンテージ。

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前後を入れ替えます。後追いスタートとなった2本目は、第1セクターの振り出しまでは0.7車身ほどの間隔がありましたが、振り出してすぐに横井選手の前に出そうになるほどの超接近戦。その差は数センチにまで近づくビタビタの追走で観客の度肝を抜きます。第2セクターへ向けても横井選手のスピードに合わせながら、0.5車身ほどの距離感をキープ。横井選手もミスなしでドリフトしているのですが、なす術がない状態で低速区間の第3セクターへ向かいます。第3セクターへの減速も横井選手のスピードに合わせるようにきれいにコントロールし、プッシングしないように数センチの距離感でビタビタの追走を披露。振り返しがある第4セクターも真横に並んで、振り返しで下がって、振り返し終わるとまた真横に入るという完璧な後追いで第5セクターをクリアしていきます。判定は9.0ランク vs 7.0ランクで川畑選手のアドバンテージ。2本共にアドバンテージを取って準決勝戦へと進みます。

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追走バトル 準決勝

準決勝戦はTeam TOYO TIRES DRIFT対決となる藤野選手と対戦しました。前日の最終戦でも対戦したカードですが、藤野選手のマシントラブルで川畑選手が不戦勝となったため、藤野選手にとってはリベンジの戦いとなります。藤野選手が先行スタート、川畑選手が後追いスタートとなった1本目は、スタートから第1セクターの振り出しまでは0.7車身ほどの間隔で藤野選手の背後にピタリとつける展開。しかし振り出してから第2セクターへ向けて向きを変える区間でグッと藤野選手に近づき、間隔は数センチというビタビタの追走を決めていきます。第2セクターへ向けてアクセルを踏み始めると0.5車身ほどまでわずかに差は開きますが、高速区間でもビタビタの追走状態のまま第3セクターへ向かいます。第3セクターでの減速や、第4セクターでの振り返しも終始ビタビタの距離感のままクリア。再び高速区間となる第5セクターでも0.5車身ほどの間隔のままフィニッシュラインを通過します。判定は7.0ランク vs 8.5ランクで川畑選手のアドバンテージ。

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前後を入れ替えます。川畑選手が先行スタート、藤野選手が後追いスタートとなった2本目は、第1セクターの振り出しでは0.7車身ほどの間隔でしたが、第2セクターへ向けて向きを変える区間で1車身ほどまで差が開く展開。しかしここで藤野選手も踏ん張り、これ以上、間隔を広げさせない走りで川畑選手に食らいついていきます。第2セクターは1車身ほどの距離感を保ちながらの綺麗なツインドリフト。しかし第3セクターの減速区間で藤野選手が一気に距離を詰めて川畑選手の真横に入ります。振り返しの第4セクターでも藤野選手は川畑選手の横にわずかではあるもののノーズを入れ、一矢報いたい渾身の走り。第5セクターは0.5車身ほどの間隔でフィニッシュラインを通過します。判定は9.5ランク vs 9.0ランクで藤野選手のアドバンテージ。川畑選手が1本目のアドバンテージを死守して決勝戦へと進みました。

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追走バトル 決勝

決勝戦は前日の最終戦でも敗れ、今シーズンのシリーズ戦では一度も勝利していない最大のライバルである齋藤太吾選手と対戦しました。後追いスタートとなった1本目は、スタートから第1セクターまでは0.7車身ほどの間隔でしたが、振り出してからは齋藤選手にスーっと近づき、イン側のラインから齋藤選手の前にノーズを出す驚きの展開。このビタビタ状態は第2セクターへ向けて向きを変えるところでも変わらず、2台が重なるような距離感で第2セクターをドリフトしていきます。第2セクターの後半でも0.5車身以下の距離感は変わらず、第3セクターの減速区間でわずかに齋藤選手が川畑選手を引き離す展開。しかし低速区間のため見た目の距離感は変わらず、振り返しの第4セクター、再び高速区間となる第5セクターを0.5~0.7車身ほどの間隔でクリアしていきます。判定は8.0ランク vs 9.5ランクで川畑選手のアドバンテージ。

前後を入れ替えます。先行スタートなった2本目は、第1セクターの振り出しまでは0.7車身ほどの間隔できていた齋藤選手でしたが、振り出してから川畑選手にスーッと近づき、川畑選手の真横に入る展開。ノーズを出すところまではいきませんが、0.5車身以下の間隔でビタビタの追走を決めて行きます。第2セクターでもその差はほとんど変わらず、第3セクターの減速区間でわずかに差が開く展開。見た目上の距離感はほとんど変わらず、第4セクターも、第5セクターも1本目の追走と全く同じ展開ながらも、前後の車が違うという驚異的な走りを見せつけられます。判定は10.5ランク vs 9.0ランクで齋藤選手のアドバンテージ。合計ランクではイーブンとなり、サドンデス戦へと縺れ込みます。

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後追いスタートとなったサドンデス1本目は、第1セクターへの振り出しで再び齋藤選手の真横にノーズを深く入れる展開。前に出るところまではいきませんが、ノーズが並びかけるほどの超接近戦を繰り広げます。距離感も0.5車身以下のまま第2セクターへ向かいますが、アクセルを入れはじめたところで齋藤選手のタイヤに軽くヒット。齋藤選手は姿勢を崩さずそのままドリフトしていきますが、川畑選手は姿勢を乱してコースを大きくインカットするようなライン取りになってしまいます。しかしインカットしながらも齋藤選手に食らいついていき、第3セクターでは再び0.5車身ほどの間隔。振り返しの第4セクターでもノーズを入れて、一旦引いて、再びノーズを入れる追走を決め、第5セクターを0.5車身ほどの間隔のままフィニッシュラインを通過していきます。判定は9.0ランク vs 9.0ランクで川畑選手のアドバンテージ。軽いプッシングやインカットは減点されませんでしたが、1本目ほど齋藤選手を追い詰めることが出来ず、1ランクのアドバンテージに留まります。

前後を入れ替えて先行スタートとなったサドンデス2本目は、第1セクターの振り出しで齋藤選手が川畑選手にスーッと近づく展開。しかし次の瞬間、川畑選手のノーズにクラッシュしてしまいます。川畑選手はノーズを破損しつつ姿勢を失い、そのままコンクリートウォールに軽くヒット。齋藤選手はそのままハーフスピンして車を止めます。判定は齋藤選手のプッシングによる反則負けということになり、川畑選手の勝利。相手のミスによる勝利ではあるものの、なかなかミスをしない齋藤選手のミスを誘い出すほどの走りを決めてきたことで、優勝という結果につながりました。

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川畑真人選手

  • D1単走チャンピオン 3位
  • D1クロス 準優勝
  • D1追走バトル 優勝

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川畑真人選手のコメント

「最初に走ったD1単走チャンピオンですが、シリーズ戦は使用できるタイヤの本数制限があるために、どうしてもタイヤを温存する方向に意識が傾いてしまいます。でもエキジビションマッチはその縛りがなくなるので、最初から最後まで全開で走れるのが楽しいんですよね。得点的には99.14点と優勝には届かなかったんですけど、3番手に入れてD1追走バトルのシード権も獲得できました。

またD1追走バトルの前にはドリフトに加え、タイムも求められるD1クロスにも出場しました。今シーズンの最初のエキジビションマッチでも行なわれた競技ですが、そのとき自分は解説をしていたので走っておらず今回が初体験です。とはいえ内容はよく理解していたし、タイムを出す走りも自分の得意分野ではあります。だから特に戸惑いはありませんでした。どの対戦もブッチ切りで勝とうと意気込んでいたくらいです。最初の高山選手には1秒5、次の日比野選手は2秒以上の差をつけ、決勝は末永選手との対戦となりました。このときはスタートで少し出遅れてしまい、それを取り戻すためドリフトの角度が浅くなり減点されたものの、タイムでは上まわることができたので走りはそんな悪くなかったと分析しています。次に出場するチャンスがあれば今度は優勝を狙いたいですね。

D1追走バトルの最初の相手は横井選手でした。単走の点数では大きく引き離していますが、追走となれば作戦の組み立ても変わります。まして勢いのある選手なので気持ちのスイッチを入れ、精一杯の走りで勝負させてもらいました。準決勝戦の藤野選手は前日の最終戦でも対戦し、相手のマシントラブルで消化不良な終わり方です。藤野選手も気持ちは同じだったと思うけど、やり残しをこの対戦で完全燃焼させたという感覚でした。相手の力量も人柄も熟知しているだけに安心して走れたのもよかったと思います。

そして決勝は今シーズンだけでも何度目か分からない齋藤選手。最終戦ではタイヤの残存本数で有利なサドンデスに持ち込めましたが、エキジビションはその制約がないのでいつも以上に気を抜けません。相手のスピードについていくためトラクション重視のセッティングにし、そのせいでバランスが崩れた部分もあり車としては難しい状態でした。しかしスピードの乗る第1~第2セクターで離されず、中盤から後半も無難にまとめイーブンという結果です。後追いでも両者ミスなくサドンデスに突入しました。2本目の先行で斎藤選手の振り出しが浅く、減速し切れず自分のマシンに接触し決着です。キチンと走って終わらせたかった気持ちこそあるものの、齋藤選手がミスをするほど追い込んだということでしょう。彼に勝って優勝を決めたのは今年最初のエキジビションマッチ以来で、ようやくファンのみなさんの期待に応えられホッとしました。

来シーズンも名勝負といわれるような追走を見てもらえるよう頑張りますので、今後も引き続き応援してください!」

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