トップメッセージ

サステナビリティを追求し、「勝てる実体づくり」を推進してまいります。東洋ゴム工業株式会社 代表取締役社長 清水隆史

歴史的転換期を迎えて

東洋ゴムグループは、2018年度からタイヤ・自動車部品というモビリティ分野を事業の中核に据える、新たな経営体として歩み出しました。おりしも、自動車産業界は今、100年に一度と呼ばれる歴史的な転換期を迎えており、産業構造にも大きな変革が起こり始めています。私はこの転換期を勝ち残る方策とは、当社グループが2017年に理念に掲げた「私たちのありたい姿」を追求し、「私たちの使命」を果たしていくことに他ならないと考えます。
当社グループは、「私たちの使命」として「お客さまの期待や満足を超える感動や驚きを生み出し、豊かな社会づくりに貢献」することを社会に約束しました。この転換期において、それはすなわち、私たちの技術や製品・サービスによってお客さまのモビリティライフの質を高めるとともに、次世代モビリティの価値を最大化し、持続可能なモビリティ社会の実現に貢献することだと考えます。私たちは今、この使命を果たしていくために、事業経営の推進と、それを支える経営基盤の強化に、グループの総力を挙げて取り組んでいるところです。

事業活動に不可欠なモビリティ社会の持続可能性

現在、当社グループは経営のリソースをモビリティ分野に集中し、成長戦略である中計‘17の達成にむけて邁進しています。例えば、タイヤ事業においては、アメリカ、マレーシア、日本における生産能力の増強、アメリカ、欧州におけるR&D機能の強化、そしてゴム材料開発基盤技術の向上に取り組んでいます。また自動車部品事業においては、EVメーカーとの共同開発など、将来成長に向けた投資を着実に進めています。
一方で、当社グループの業容をグローバルに拡大するに伴い、私たちの事業活動が社会や地球環境に与えるインパクトも拡大、複合化しています。私は、お客さまやお取引先、投資家などステークホルダーの皆さまとのコミュニケーションを通じ、当社グループに対して、事業成長と社会的課題への対応の両立を求めておられることを実感しています。当社グループの持続的な成長・発展には、その土壌となる健全で持続可能なモビリティ社会の存在が不可欠であるという認識を持って事業活動を進めることが重要と考えます。

東洋ゴムグループのサステナビリティ推進

2018年1月には、当社グループの事業活動によりもたらされるリスクや機会の観点、さらにステークホルダーのみなさまの意思決定への影響の大きさを踏まえ、優先的に取り組むべき環境(E)、社会(S)、ガバナンス(G)の課題を特定しました。そして5月にはESG課題を当社グループのサステナビリティに関わる経営課題として位置づけ、全社的に取り組む体制として、執行の意思決定機関である常務会の承認のもと、「サステナビリティ推進ワーキンググループ(WG)」を発足させました。現在、「サプライチェーン」「環境」「人権・労働」「SDGs」の4つのテーマのWGにおいて、関係する事業組織の責任者・担当者が参集し、国内外のグループ各社と連携しながら、優先課題に対する取り組みの方向性や目標について協議を行っています。今後は、WGでの議論のもと、国際的な規範や関連する基準・原則を尊重した方針を策定し、その方針を遵守した事業活動を展開することでグローバル企業としての責任を果たしてまいります。また、当社グループのサステナビリティ推進の進捗についてはCSR報告書を通じて積極的に発信してまいります。

事業活動に不可欠なモビリティ社会の持続可能性

さて、当社は2018年3月29日の第102回定時株主総会において、2019年1月1日をもって、社名を「TOYO TIRE株式会社」(英文表記:Toyo Tire Corporation)に変更することが承認されました。新たな経営体となった当社が、この事業に「誇り」と「責任」を持ち、グローバルにTOYO TIRE を本物のブランドにしていくという「覚悟」を社名に冠するのです。この社名変更は新たな歴史を切り開いていく意思と、モビリティ社会に貢献し続ける決意の宣言です。
今後とも一層のご支援とご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。

CSRの取り組み